広島・栗林 新人守護神ついに快挙!球団新となる開幕から22戦連続無失点 さあ次なる目標は日本新だ 

[ 2021年6月11日 05:30 ]

交流戦   広島1ー1ソフトバンク ( 2021年6月10日    ペイペイD )

<ソ・広>9回、柳町を三振に抑えほっとした表情の栗林(左は坂倉)(撮影・岡田 丈靖)
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 広島・栗林良吏投手(24)は、10日のソフトバンク戦で球団新記録となる開幕から22試合連続無失点を達成した。同点の9回に登板し、2四球を与えながらもピンチをしのいだ。6回無失点と好投した玉村昇悟投手(20)のプロ初勝利はお預けとなったものの、投手陣が1失点と粘り、今季8度目の引き分けに持ち込んだ。

 球団史に名前を残すのは容易ではなかった。9回に登板した栗林は先頭の柳田に四球を与え、代走の切り札・周東の登場を許した。続く川島は送りバント失敗の捕邪飛に仕留めたが、中村晃の打席で、静止せずに投球動作に入ったとしてプロ入り後初めてボークを取られた。

 「(周東を)そんなに意識し過ぎないようにはしていたのですが…。結果的にはボークを取られたので、意識していた部分も少しあったのかなと思う」

 伏線は8日の初戦にあった。同じく一塁に周東を背負った場面では、セットポジションに入った瞬間に投球するなどして対策。試合後には際どいタイミングとして審判から注意を受けていた。ボークを受けて中村晃を申告敬遠。無安打ながら1死一、二塁の難局に変わった。

 ここで動揺しない。代打・長谷川をカットボールで一ゴロ。2死二、三塁となり、前回対戦で中前打を許した代打・柳町を迎えた。カウント1―2から選択したのは、前回痛打を許したフォークだった。狙い通りにワンバウンドさせて空振り三振を奪った。走者を背負った状況では計24打数無安打と驚異の勝負強さを発揮して開幕から22試合連続無失点を達成。13年河内貴哉の球団記録を更新した。

 「(柳町には)空振りを取れるように、ボールオッケーでいった。その結果が良かったのかなと思う」

 入団前からひそかに抱いていた目標がある。「せっかくプロで野球ができる。プロで1番なら日本一。何か一つでも1番を取れるような成績を残したい」。その思いは、背番号が決まったときから芽生えたと言う。広島で背番20を背負った北別府学は球団最多213勝、永川勝浩も球団最多165セーブを残している。「僕もチームで1番の記録を残せれば、プロ野球選手になって良かったなと思えるはず」。1年目から壮大な夢をかなえた。

 この日、西武・平良が開幕から31試合連続無失点として日本記録に並んだ。「自分も1点も取られてはいけない場面で投げている。平良君みたいに続けられるように頑張りたい」。目標は球団記録から日本記録に変わった。(河合 洋介)

 《プロ野球記録まであと9》栗林(広)がデビューから22試合連続無失点。シーズン初登板からの最多連続試合無失点は16年田島(中)と今季平良(西)の31試合だが、チームでは13年の河内貴哉を抜いて新記録になった。開幕からに限らない連続試合無失点の球団記録は、12年今村の29試合。

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