オリ・T-岡田が4番弾でけん引 5割復帰や!交流戦首位タイ浮上や!「感触は完璧」さすが交流戦男やで

[ 2021年6月11日 05:30 ]

交流戦   オリックス6ー0巨人 ( 2021年6月10日    京セラD )

<オ・巨>5回1死一、二塁、3点本塁打を放ち、笑顔でダイヤモンドを回るT-岡田(撮影・北條 貴史)
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 上限いっぱいの4979人が詰めかけた京セラドームに、オリックス・T―岡田らしい、美しい放物線が描かれた。10年交流戦優勝時にMVPに輝いた交流戦男が交流戦首位タイに導いた。

 「感触は完璧でした。うまく下半身が粘れて捉えられた。追加点がほしいところだったので打てて良かった」

 前日から4番を託された大砲が一振りで決めた。3―0の5回1死一、二塁。1ボールからの2球目、高橋の外角スライダーを強振。右翼5階席に放り込んだ一発は、17年5月27日のロッテ戦以来4年ぶりの「4番弾」。中嶋監督からも「大きかったですよね、ありがたいし、ホッとした」と賛辞を贈られた。

 初回の第1打席で二塁後方への内野安打、3回には右中間を破る二塁打を記録。サイクル安打まで三塁打だけだったが、7回の最終打席は一ゴロ。「足が遅いので(サイクル安打は)全然意識していなかったです」と冗談交じりに振り返った。

 これで4カード連続勝ち越しで、“9度目の正直”で4月1日以来の勝率5割に復帰。T―岡田が「やっと5割という感じ」と言えば、指揮官も「通過点。貯金する方に回りたい。借金は嫌、貯金している方がいいでしょう。ふところでも、ね」と呼応した。上昇気流に乗り、この勢いを本物にする。(湯澤 涼)

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