慶大コツコツ4強 3犠飛&押し出し、7安打5得点で関学大攻略

[ 2021年6月11日 05:30 ]

第70回全日本大学野球選手権・準々決勝   慶大5-3関学大 ( 2021年6月10日    神宮 )

<関学大・慶大>5回1死満塁、右犠飛を放つ慶大・福井(撮影・郡司 修)
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 準々決勝4試合が行われ、4強が出そろった。慶大は関学大を5―3で下して3年ぶりのベスト4進出。今秋ドラフト候補の黒原拓未投手(4年)から5回までに4点を奪った。福井工大は大会タイ記録の1試合17得点で名城大を破り、27年ぶりに4強入りした。休養日を挟み、12日の準決勝で慶大と上武大、福井工大と福岡大が激突する。

 19年12月に就任した堀井哲也監督は「ヒットが打てなくても点を取る野球」をナインに植え付けてきた。今秋ドラフト候補に挙がる関学大の左腕・黒原に対し、慶大打線の狙いはシンプル。好球必打とボール球を振らないこと、この2点だ。

 「(黒原は)リーグ戦でほとんど点を取られていないし、簡単にはいかないなと。大胆かつ繊細に」

 初回に同じくドラフト候補の4番・正木の左犠飛で先制し、なお2死二塁。5番・福井は3球で追い込まれながら「ショートスイングで何とかシングルヒットを狙った」と高めの直球を中前に運んだ。2―2の5回にも1死満塁から正木の押し出し死球で勝ち越した後、福井の右犠飛できっちりと加点した。

 大阪桐蔭出身で、同校先輩の西武・森に憧れる捕手で主将の福井。2打点でチームをけん引し「日頃の練習でケース打撃をやっている。どこに打ったら点が取れる確率が高いかを考えている」と胸を張った。好投手から5回までに4点を奪い、主導権を握った。

 この大会での関学大との対戦は、優勝した52年の第1回大会決勝以来69年ぶり。6回にも犠飛で加点するなど、当時と同じスコアの5―3で競り勝った。7安打での5得点に「ヒットが出なくても点を取る。やってきたことが出せた」と正木。34年ぶり4度目の頂点へ、手応えを深める勝ちっぷりだった。(川島 毅洋)

 ▼関学大・黒原(プロ注目の左腕が5回4失点で敗戦投手に)自分の実力不足で負けた。僕自身としては、一番じゃなければ何番でも一緒。負けたら意味がないので、一からやり直します。

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