広島・玉村 5回2失点もプロ初星ならず 佐々岡監督は「まだまだ楽しみ」、母にまずは「初安打」届けた 

[ 2021年5月10日 05:30 ]

セ・リーグ   広島0-2中日 ( 2021年5月9日    バンテリンD )

<中・広>力投する先発の玉村(撮影・椎名 航)
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 広島の高卒2年目左腕、玉村昇悟投手(20)は9日の中日戦で5回2失点に終わり、初登板だった前回4月29日DeNA戦から2連敗を喫した。セ・パ両リーグ6球場で「NPBマザーズデー2021」と題した「母の日」。失点はビシエドの2ラン被弾だけ。94球の力投に打線の援護はなく、5位転落を阻止できなかった。3回の打席ではプロ初安打。3度目の次回登板でプロ初星をつかみたい。

 玉村は打たれて、また一つ貴重な経験を積んだ。3回まで1安打無失点。4回先頭の福田に四球を与えてビシエドを迎えた。その初球、内角を狙ったスライダーが真ん中に入った失投を狙われた。バックスクリーン左への先制2ランを献上。四球直後の1球に狙いを定めていた助っ人が何枚も上手だった。

 「簡単に(ストライクを)取りにいったところ。四球でもOKというか、もう少し厳しいコースに投げ切った方が良かった」

 1軍の舞台でしか経験できない反省だろう。プロ初登板初先発だった前回4月29日のDeNA戦では、オースティンとソトに被弾した。痛打されたのは今回と同じく第1ストライク。「本塁打の前に四球を出したのがもったいなかった」。カウントを整えようとしたところを一発で仕留める助っ人は2軍にはいない。今後につながる自身2連敗となった。

 それでも、求められていた仕事は十分に果たした。140キロ台前半の直球で相手を詰まらせて5イニングを被安打3、3与四球。佐々岡監督からは「まだまだ楽しみ。ああいう(ビシエドの)ところも勉強。今日みたいな投球を最低限やってくれれば」と評価されて、中6日で16日のDeNA戦(マツダ)に先発する見込みとなった。

 3回の打席では柳から左前打を放って「たまたまです」と照れ笑い。プロ初勝利よりも先に初安打の記念球を手に入れた。自身3試合目となる次回登板で、「三度目の正直」を目指すことになる。

 「手応えは直球。思ったところに投げられたし、いいところにいけばファウルになる。課題は変化球。誘っても振ってくれない。そこをどう振らせるか。いい試合をつくれるように頑張りたい」。敗戦を教訓に、着実にプロ初勝利へと前進している。(河合 洋介)

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