楽天・松井 通算150S DeNA・山崎抜き最年少25歳6カ月で到達

[ 2021年5月10日 05:30 ]

パ・リーグ   楽天6―3日本ハム ( 2021年5月9日    札幌D )

<日・楽>通算150セーブを挙げボードを手にポーズを取る松井(撮影・高橋茂夫)
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 プロ初セーブを挙げた札幌ドームで、金字塔を打ち立てた。楽天の守護神・松井が9回を3者凡退。通算150セーブを達成した。25歳6カ月での達成は、DeNA・山崎(26歳9カ月)を抜く史上最年少だった。

 「僕自身が頑張ったということではなく、若い時から大事なマウンドに上げてくださっているからこそ」

 プロ1年目は先発で起用。高い奪三振能力からリリーバーの適性を見いだされ、2年目の15年に33セーブをマークした。18年の通算100セーブ到達も史上最年少。19年は初のセーブ王にも輝き、昨季は先発に挑戦も、シーズン途中に救援再転向した。「中継ぎでキャリアを重ねるとは思っていなかった。想像とは違うけど、自分に合った場所で力を発揮させてもらっている。充実して意気に感じてマウンドに上がっている」と振り返った。

 母への感謝は尽きない。「ここまでケガなく野球ができているのは、丈夫に産んでくれた母のおかげ」。母も運動が好きだった。「小学校の頃はランニングも一緒にやっていたし、野球の練習にも付き合ってもらった」。今年のプレゼントはパジャマを選んだ。

 もう一人の“ママ”への思いも口にした。18年12月に女優・石橋杏奈と結婚。昨年5月5日に第1子の長女の出産を発表した。「支えてくれる妻も母になったので、こういう日に達成できたのは感慨深い」。これからも9回のマウンドで「ありがとう」の気持ちを体現し続ける。(重光 晋太郎)

 ≪通算364試合目は歴代8番目≫松井(楽)が今季9セーブ目を挙げ、通算150セーブを達成した。岩瀬仁紀(中)の407セーブを筆頭にプロ野球16人目。初セーブは15年3月28日の日本ハム戦。25歳6カ月での到達は山崎(D)の26歳9カ月を抜き最年少で、通算364試合目は歴代8番目のスピードとなった。

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