7回に計3度の投手交代から中継ぎ陣奮起 ヤクルトベンチから巨人・原監督に「また出てきた」のヤジも

[ 2021年5月10日 03:00 ]

セ・リーグ   巨人7―5ヤクルト ( 2021年5月9日    東京D )

<巨・ヤ>7回、投手交代を告げ、厳しい表情でベンチに戻る原監督(撮影・森沢裕)
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 サヨナラ勝利した巨人だが、一時逆転された7回は田中豊から大江、桜井、戸根の4投手を継投。計3度、原辰徳監督(62)が投手交代を告げにベンチを出たが、その際に「また出てきた」とヤジが飛ぶ一幕があった。ヤクルトの三塁ベンチからで、原監督の耳にも届いた。

 その後は、送り出した中継ぎ投手陣が奮起した。8回はFA移籍した井納が1安打無失点。9回はこの日を含めた14試合で防御率0・00と安定感を誇る高梨が抑え、原監督は「力を合わせてカバーできた」と振り返った。

 必死の継投策がサヨナラ勝利の呼び水となった。コロナ下で昨季から観客数が制限され、無観客で行われた一戦。この試合に限らず、いかなる状況でも敬意を欠いた声はあってはならないだろう。計7投手をつぎ込み、8回に岡本和がソロ本塁打し、9回のサヨナラ3ランにつながった。

 劇的勝利を原監督は「やはりいろいろなものが加わらないと、なかなかこういうサヨナラゲームというのはないですよ」と語った。

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