東都大学野球で神走塁 二塁からタッチアップで本塁へ、過去にプロ野球でも

[ 2021年5月10日 18:12 ]

東都大学野球・最終週第1日   国学院大6―5中大 ( 2021年5月10日    神宮 )

<中大・国学院大>3回1死一、二塁、古賀の中飛で一気に二塁から本塁に生還する中大・中田(撮影・河野 光希)
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 東都大学野球の優勝を争う中大―国学院大戦で珍しいプレーが起こった。

 3回1死一、二塁。中大の3番・古賀悠斗(4年・福岡大大濠)は中堅のフェンス手前まで大飛球を放ったが、中堅手がジャンプして好捕した。

 二塁走者の中田悠斗(4年・藤枝明誠)はタッチアップで三塁へスタートを切った。捕球後に転倒した中堅手を見た三塁ベースコーチは腕をグルグルと回して本塁突入を指示。中田はスピードを緩めず一気にホームイン。打者・古賀の記録は中犠飛となり、うれしい打点がついた。

 好走塁を見せた中田は「良い走塁ができた。(中堅手が)きびしい捕り方をしていたのでいけるかなと。コーチが(腕を)回したので、躊躇なくいけました」

 同様のプレーは過去にプロ野球でも起こっている。2013年9月14日の西武―ロッテ戦。7回1死満塁でロッテ・鈴木が中堅へ飛球を放ち、背走して好捕した西武・秋山が返球する間に、三塁走者に続いて二塁走者・角中もホームインした。

 どちらのプレーも最高の守備で阻まれた1点を好判断で取り返した神走塁だ。(柳内 遼平)

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