智弁和歌山、宿敵・市和歌山撃破でV 立役者は高嶋名誉監督の孫・奨哉 7点快勝の火付け弾

[ 2021年5月10日 05:30 ]

春季高校野球和歌山大会 決勝   智弁和歌山7ー1市和歌山 ( 2021年5月9日    紀三井寺 )

<和歌山大会決勝 市和歌山・智弁和歌山>4回無死、智弁和歌山・高嶋は左越え本塁打を放つ(撮影・平嶋 理子)
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 和歌山の決勝では、智弁和歌山が市和歌山を7―1で下し、2年ぶり14回目の優勝で近畿大会(22日開幕・滋賀)出場を決めた。4回に高嶋仁名誉監督(74)の孫にあたる高嶋奨哉(3年)が本塁打するなど主導権を握り、終盤は今秋ドラフト上位候補右腕・小園健太(3年)を攻略した。奈良は準決勝2試合があり、智弁学園と天理が決勝に進んだ。

 智弁和歌山が昨秋から公式戦3戦全敗だった宿敵を撃破し、春の頂点に立った。10安打7得点。火付け役は「6番・三塁」の高嶋だ。1点優勢の4回先頭で左翼ポール際へ通算5本目、公式戦2本目の本塁打。「少し詰まったけど、いったと思った」と振り返った。

 4打数1安打だった前日の準決勝後に祖父から電話で「打てると思ったらしっかり振れ」と助言をもらい迷いが消えた。初回2死満塁では痛烈な遊ゴロが敵失を誘い、先制点につながった。球場で見守った祖父は「思い切りがよかった。甲子園で打ったらほめてあげる」と目を細めた。

 勢い付いた打線は6回から登板した小園も攻略した。7回に犠飛で1点。8回には5安打を浴びせて4点を奪った。球速160キロに設定した打撃用マシンを打ち込んだ成果に高嶋は「満足せず、もう一回、夏に圧勝できるようにレベルアップしたい」とうなずいた。2強が激しく火花を散らす和歌山の夏は熱くなりそうだ。(中澤 智晴)

 ◆高嶋 奨哉(たかしま・しょうや)2003年(平15)12月19日生まれ、和歌山県紀の川市出身の17歳。奈良・二上小2年から二上スポーツ少年団で野球を始める。4年時に和歌山へ引っ越し根来ファイターズでプレー。岩出二中では粉河シニアに所属。智弁和歌山では1年秋から背番号15でベンチ入り。1メートル73、74キロ。右投げ右打ち。

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