国学院大タイブレーク制す 10年秋以来のVに王手 鳥山監督「最後の1勝を全員で勝ち取りたい」

[ 2021年5月10日 16:03 ]

東都大学野球・最終週第1日   国学院大6―5中大 ( 2021年5月10日    神宮 )

<中大・国学院大>延長タイブレーク10回1死一、三塁、勝ち越しの適時二塁打を放った国学院大・福永(撮影・河野 光希)
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 国学院大が延長10回の末、中大を破り10年秋以来11年ぶり2度目のリーグ優勝に王手をかけた。5―5の延長10回からタイブレークに突入。1死一、三塁から福永奨主将(4年・横浜高)が左中間フェンス直撃の適時二塁打で勝ち越し、接戦を制した。

 福永は「(7回のチャンスに)ゲッツーを食らって悪い流れにしてしまったので、ここで打つしかないと思った。ベンチから“楽しんでいけ”と言ってもらって、自信を持ってやるだけだった」と振り返った。

 10回裏の守りでは無死一、二塁から捕手前に転がったバントの打球を素早く処理し、三塁で刺した。最後は三盗を試みた走者を刺してゲームセット。「(三盗は)想定外だったけど慌てることなく、余裕を持ってプレーできた」と振り返った。鳥山泰孝監督は「国学院らしく全員の魂が一つになって戦えた。キャプテンの福永が導いてくれた」と称えた。

 5回には3番に座る山本ダンテ武蔵(4年・大阪桐蔭)が左越えにリーグトップの5号2ランを放つなど、好調を維持。14日の最終戦で中大に勝てば、11年ぶりの優勝が決まる。福永は「変わることなく、全員がワンチームで」と引き締めた。(川島 毅洋)

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