京産大・北山亘基が15奪三振2失点完投 自己最速タイの151キロも計測

[ 2021年5月10日 13:17 ]

関西六大学野球 第6節1回戦   京産大3―2神院大 ( 2021年5月10日    皇子山 )

<京産大・神院大> 9回に13個目の三振を取り吠える京産大・北山 (撮影・亀井 直樹)
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 今秋ドラフト候補で最速151キロを誇る京産大・北山亘基投手(4年=京都成章)が先発し、15三振を奪い4安打2失点完投。6回に自己最速タイとなる151キロを計測するなど、視察した8球団13人のスカウトにもアピールした。

 「自分としてはそこまでいいとは思いませんでしたが、真っすぐで押せてはいましたし、チェンジアップで空振りを取れたのも良かったです」

 3回に味方の適時失策で1点を先制されたが、8回までわずか1安打投球。チェンジアップ以外にもカーブ、スライダーなどの変化球もキレが良く、打者に的を絞らせなかった。3回から7回までは外野への打球すらゼロ。直球もコンスタントに140キロ台後半を計測。最終回にも147キロを出すなど、127球を投げ抜いた。

 今月2日に優勝の可能性は消えたが、4連覇を決めた大商大とは勝ち点では並ぶ可能性がある。「秋につなげる意味でも勝ちきれるように。落としていい試合はない」。17日からの最終節は王者との直接対決。秋へ、そして夢のプロへ、重要な試金石となる。

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