阪神 CSあと2!崖っぷちから4連勝!中谷、横田の教えでV打

[ 2019年9月29日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神7―0DeNA ( 2019年9月28日    横浜 )

4回、1死満塁、中谷が左前に先制の2点適時打を放つ(撮影・成瀬 徹)
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 阪神は、28日のDeNA戦(横浜)に7―0で快勝して4連勝。マルテを負傷で欠いた助っ人ゼロ打線だったが中谷将大外野手(26)の満塁からの必死の2点左前打や、木浪聖也内野手(25)のスクイズなど一丸で爆発。3位・広島に0・5ゲーム差に迫り逆転でのクライマックス・シリーズ(CS)進出へ希望をつないだ。ちょうど1週間後の10月5日、CSファーストステージが行われるこのハマスタを、必ずもう一度、訪れる。

 食らいついた。逆襲の思いをフルスイングに乗せ中谷が、敵地に快音を響かせた。0―0の4回1死満塁、4球目の直球を捉えた打球は左翼前に弾んで2者が生還。「追い込まれていたので必死に食らいついていった。使ってもらったのでしっかり勝てて良かった」

 3回まで1安打無得点に封じられていた今永から価値ある先制タイムリーでチームに勢いを与えた。

 「食らいつく」――。教えてくれたのは、ずっと可愛がってきた“弟”だ。26日のウエスタン・リーグのソフトバンク戦で引退試合を行った後輩・横田の見せた最後の全力プレーに胸を打たれた。「最後もヨコらしい全力疾走で、走り方もあの(独特のフォームの)走り方で、守備位置まで行ってましたよね。」。8回の守備から途中出場し補殺を記録した瞬間は待機していたブルペンで思い切り、ガッツポーズした。寮生活の時は毎日のように横田の部屋をノック。脳腫瘍の後遺症による視力が原因でユニホームを脱ぐ無念に、胸は締め付けられた。

 引退セレモニーの時には、すでに頬は涙で濡れていた。「あれは(涙を堪えるは)無理でしたね」。帰宅後、自宅であたらめて引退スピーチを見直して、また泣いた。「ヨコの分まで頑張らないといけないですね…」。小さく決意して横浜に乗り込んでいた。

 矢野監督も「あいつ自身もこういう大事な試合で打てたのも大きい」とうなずいた。残り2戦に勝てば、ファーストSは再びDeNAと同じ横浜が舞台。今永との再戦も濃厚で、最高の予行演習になった。「勝ったらここに来ると思うので、そこで勝てたのは良かったし、自分も打てたのは良かった」。失うものはなにもない。虎が、中谷が、すべてを出し切る。(遠藤 礼)

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