阪神・メッセンジャーと一問一答 降板時に鳥谷が花束「苦楽をともにしてきた。本当に最高の瞬間」

[ 2019年9月29日 20:17 ]

<神・中>現役最後の登板を終えたメッセンジャーは鳥谷から花束を受け取る(撮影・大森 寛明)
Photo By スポニチ

 阪神のランディ・メッセンジャー投手(38)が28日の中日戦で引退登板に臨んだ。来日し10年間、エースとしてチームを支えてきた右腕はキャリア最後の登板を終え、何を語ったのか。

【試合後の一問一答】

 ――特別な試合が終わりましたが今どんな気持ち?

 「スピーチが終わったことにホッとしています。野球で緊張したことはないんですけど、あのスピーチはどの試合よりも緊張しました」

 ――昨夜はよく眠れた?

 「引退セレモニーを開いてくださると決まってから、毎晩正直寝られていないですね。いろんなことが頭の中を巡ってなかなか眠れなかったですね」

 ――家族とはどんな話をして試合に臨んだ?

 「家族にも特別な日を楽しんでほしかったので、とにかくセレモニーは楽しもうねとは話しをしました」

 ――来日した時に小さかった子どももこの日の意味を分かっていると思うが

 「上の子3人がこの特別な意味を分かってくれると思います。一番下の子ローランドはまだ小さいので分からないと思いますけど。でも彼も後で映像などで振り返ってもらって、やったことを分かってもらえたらと」

 ――グラウンドではチームメートがTシャツを着るというサプライズがあった

 「あのTシャツを作ったときにあそこまでみなさんに気に入ってもらえると思っていなかったですし、そのTシャツでサプライズしてくれてうれしかった。このサプライズ自体を考えてくださったみなさん本当にありがとうございます」

 ――最後の甲子園のマウンドはどうだった?

 「グラウンドに出てあれだけの歓声をいただけたのは光栄ですし、タイガースファンは世界一だと思っているので、本当にあれだけの歓声をもらえて感謝しています」

 ――全球直球で三振を奪ったがどんな気持ち?

 「全部まっすぐ投げて大島さんがね…。大島選手とは何度も何度も対戦してきましたし、あれだけの方があんな形で応えてくださったことが自分にとって意味がある。実はクラブハウス宛てにお花も大島選手からいただきましたし、そんなこともしていただいたので感謝しています」

 ――納得できるアウトだったか

 「結果としては三振を取れたのも真っすぐでしたし、そういう意味ではよかったのかもしれないですけど、ファンの方がよく声を掛けてくださったのと、ファンのためにと思って力強く投げた球だと思います」

 ――チームもメッセンジャー投手のためにと思って勝利した

 「ホントに今はCSに向かってまっしぐらだと思いますし、チーム全体がいい雰囲気でいい野球ができているので、そんないい野球を自分の目の前でしてくださったことに感謝していますし、その一部として光栄に思います」

 ――胴上げはいかがでしたか?

 「日本に来て胴上げをすることはありましたけど、されることはなかったので、いい経験をさせてもらいました。持ち上げてくれるか不安だったので良かったです。ちょっとデブね」

 ――野球選手としては一区切りだが、これからの人生は

 「これまで子どもたちが、特に一番上の子は11歳になるんですけど、自分のキャリアを声援とかで支えてくれたので、まずは自分の子どもたちに、何でもいいのでスポーツというものをを教えて。恩返しというかスポーツを教えていきたい」

 ――ファンに一言

 「心からありがとうございました」

 ――一番好きな日本語は

 「ジカンツブシ!昔の山口投手コーチとの間で内々の冗談で毎日、ゴロ捕、ゴロ捕と言っていたので山口さんに向かって時間つぶしと言っていた」

【記者の囲み取材での一問一答】

 ――オール直球の6球は満足できた

 まっすぐ6球満足してますし、今日、ゲーム前のブルペンに入る前に外野に出てキャッチボールをしました。あれは今までやったことないので。いつもすぐにブルペンに行くので。ファンの皆さまの前に姿を出して、少しでも声援に応えられたらなと思って初めて外野に出てキャッチボールやりましたけど。それも含めて満足いく球が投げられた。外でキャッチボールしたことで皆さんの声援が届きましたし、余計に気持ちも高ぶってゲームに臨めた。

 ――先発で終われた

 日本に来てブルペンでキャリアがスタートして最後は先発で終われたのは本当にクレイジーな感じがするけど、この瞬間は忘れられない。

 ――ベンチから目にしたチームメート、ファンは

 本当にベンチから見ても、何回言っても足りないぐらい、タイガースファンの情熱、熱さは世界一だと思うし。その中で野球できたのは光栄。やっぱりベンチから見てて、若い選手たちがどんどん成長していく姿を見れるのはワクワクするし、楽しいですね。

 ――引退スピーチの内容は熟考したか

 結構時間かけて、考えては消して、何日かかけて考えた。あんまり長すぎるのも嫌だし、短すぎるのも嫌だし、言いたいこともしっかり伝えられたとは思う。

 ――妻には聞いてもらった

 奥さんも聞きたがっていたけど、球場まで聞いちゃダメだということで。代わりに長男のロームに聞いてもらいました。お父さん、グッジョブと言ってくれました。

 ――チームにはCS進出へどういう戦いを期待するか

 今の調子を続けてもらったらと思うし、本当に良い野球をできていると思うから。力みすぎずに、自分の持ってるもの以上のものを出そうとせずに、自分を見失わないように。そうすれば良い結果は出ると思う。

 ――降板時に鳥谷選手が花束で出迎えた

 最高でしたね。あの瞬間は感情的になる部分もありましたし、10年間一緒でしたし、同級生でしたし。本当に苦楽をともにしてきたと思ってるので、鳥谷さん自ら花を持ってきてくださったのは本当に意味が大きかったですし、本当に最高の瞬間でした

 ――10年間は長かったか

 10年どころか(プロ生活の)21年間あっという間だったので。日本に来た10年間はチームメート、ファンが支えてくださった充実した中身の濃い10年間だった。自分にとって大きな意味を持った10年間だった。(質問終了後に自ら切り出し)お前らとはもう喋らん!…冗談ネ。
  

続きを表示

この記事のフォト

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2019年9月29日のニュース