阪神・メッセンジャー 引退セレモニーで感謝の言葉「日本での10年間は素晴らしく、一生忘れません」

[ 2019年9月29日 18:11 ]

<神・中>引退セレモニーでチームメイトから胴上げされるメッセンジャー(撮影・成瀬 徹)
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 今季限りでの引退を表明している阪神のランディ・メッセンジャー投手(38)が29日、本拠地・甲子園での中日戦後に行われた引退セレモニーで感謝の言葉を送った。

 この日は、引退試合として先発のマウンドへ上がったメッセンジャー。相手の1番・大島をフルカウントから空振り三振に仕留めると、矢野監督らナインがマウンドへ集まりハイタッチを交わして、そのまま降板した。ベンチ前では鳥谷が花束を持って出迎え熱い抱擁。メッセンジャーにはスタンドから惜しみない拍手と大歓声が送られて花道を飾った。

 試合後に行われた引退セレモニーは、バックスクリーンに阪神に在籍した10年間を振り返る映像が流れてスタート。メッセンジャーは「プロとしての21年間、信じられないほど、あっという間に過ぎていきました。特にタイガースの一員として特別な10年間を過ごせました。私の野球人としてのキャリアに携わってくださった方々、野球人としての自分を作ってくださった方々のことは決して忘れません。キャリアを通じてのサポート、本当にありがとうございます」と感謝し「日本での10年間は素晴らしく、一生忘れません」と述べ、最後は胴上げをされて宙に舞った。

 メッセンジャーは10年に来日し、開幕投手を6度務めるなど文字通り「エース」としてチームをけん引。外国人枠から外れた10年目の今季は3勝7敗、防御率4・67。通算成績は98勝84敗。10度の完封勝利をマークするなど長きにわたりマウンドに君臨してきた。

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