DeNAドライチ上茶谷 初登板から46日…“7度目の正直”で待望プロ1勝「粘り強く投げられた」

[ 2019年5月18日 21:15 ]

セ・リーグ   DeNA11―6ヤクルト ( 2019年5月18日    神宮 )

<ヤ・D>5回、筒香の適時打で生還した勝ち越し打の三走・宮崎(左)は上茶谷とハイタッチ(撮影・村上 大輔)
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 DeNAのドラフト1位ルーキー、上茶谷大河投手(22=東洋大)がヤクルト戦(神宮)でプロ7度目の先発登板。打線の援護にも恵まれ、6回途中3失点で待望のプロ初勝利をマークした。ヤクルトは4連敗。

 3回までに3点援護をもらいながら、4回、村上に同点3ランを被弾。だが、直後の5回、上茶谷は1死走者なしから入った打席で自らプロ初安打となる打球を中前に放ってチャンスメークすると、続く神里の左前適時打で勝ち越しのホームイン。打線はさらにこの回もう2点を加えて6―3とリードを3点に広げた。

 上茶谷は6回に2死一、二塁としたところで降板したが、2番手・砂田が続く太田を空振り三振に仕留めてピンチを脱出。「制球が安定せずに不要な四球が多く、その四球が失点につながってしまいました。また、カウントも不利な状況が多くて、自分のリズムで投げることができませんでした。ストレートが良くなかった分、変化球を有効に使って、なんとか粘り強く投げることはできたと思います」とコメントしてチームメートに後を託した。

 直後の7回には打線が一挙5点を加えて11―3。その裏に3番手・エスコバーが3点を失って11―6となったが、8回から登板した4番手・石田、9回の途中からは三嶋が登板し、無失点で切り抜けた。

 上茶谷はプロ初登板初先発となった4月2日のヤクルト戦(神宮)で7回1失点と好投し勝利投手の権利を得て降板したが、2番手のパットンが1回4失点と打ち込まれて初勝利が消滅。同9日の阪神戦(甲子園)では6回3失点で再び勝利投手の権利を得て5点リードの状態で降板したが、ソトの満塁の走者を一掃するタイムリーエラーなどで逆転され、またも初勝利を逃すなど不運なマウンドが続いた。その後、1度は登録抹消も経験。プロ初登板から46日目、ようやくたどり着いた“7度目の正直”となった。

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