巨人・沢村3年ぶりセーブ 指揮官起用に応えた オール150キロ超え3人斬り

[ 2019年5月18日 06:10 ]

セ・リーグ   巨人4―1中日 ( 2019年5月17日    ナゴヤD )

最後を締め、セーブを挙げた沢村は炭谷(左)とガッチリ握手する(撮影・椎名 航)
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 巨人の沢村拓一投手(31)が17日、中日戦の9回に救援し、3者凡退で3点リードを守った。セーブ王に輝いた16年の9月8日阪神戦以来981日ぶりのセーブ。今季は先発転向も再びリリーフに戻り、復活へのセーブを挙げた。チームは今季ワーストだった連敗を4でストップ。2位・広島との1ゲーム差を維持し、セ・リーグの混戦から抜け出す。

 敵地ナゴヤドームがどよめいた。3点リードの9回。原監督がマウンドに送り出したのは、この日1軍昇格したばかりの沢村だった。そのどよめきを沈黙させる。代打・友永を150キロ直球で二ゴロ、再び代打の堂上もフォークで空振り三振。最後は大島を151キロ直球で遊ゴロに仕留め、3人で片付けた。

 「僕は監督から任されたところで投げるだけなので。結果的に3人で抑えることができて良かった」。11球中10球が直球。最速153キロ、全て150キロオーバーで圧倒した。

 2月末に原監督から先発転向を告げられた。理由は「1点を守ろうと窮屈に野球に取り組んでいる」。救援ではリードを守りたい強い気持ちが力みにつながり、制球を乱した。「窮屈」を取り除くための先発。沢村は4回途中4失点だった4月6日のDeNA戦の後も2軍で先発調整してきたが、指揮官は「そういう(窮屈な)ものが取れたように見えた」と専門職のリリーフで1軍に呼び寄せた。

 窮屈さを解消したのが「脱力投法」だった。制球難を改善するため力を抜くことを徹底的に意識。以前は8割の力で投げるイメージだったが「8割だとちょっと力んじゃう。6割7割くらい」とさらに力を抜いた。「キャッチボールの感覚で投げたい。力感なく、ぼんぼんぼんぼんストライクを取りたい」。キャッチボールや壁当てでも、リラックスして腕を振ることを意識。この日も「気持ちは先発のつもりで投げた」という。力みが抜け、直球は球速を維持しつつ、切れが増した。

 原監督は好調の中川を主軸とぶつかる8回で起用。「そういう役割ができるということで一員になってもらっている」と9回に元守護神を送り出し、ついに連敗を4で止めた。「僕が唯一できるのはチームのために動くこと」と沢村。16年のセーブ王が完全復活すれば5年ぶりのV奪回も見えてくる。(岡村 幸治)

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