ロッテ大地 6年ぶり満塁弾 開幕ベンチから一塁、DH…“渡り鳥”が「最高の仕事」

[ 2019年5月18日 05:30 ]

パ・リーグ   ロッテ6―1楽天 ( 2019年5月17日    ZOZOマリン )

7回裏2死満塁、鈴木は右越えに満塁弾(撮影・長久保 豊)
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 努力は実る。2点リードの7回2死満塁。ロッテ・鈴木は2ボールから美馬のシュートを迷わず、振った。

 「外野が前進だったのは分かっていた。頭は越えると思った」。その手応えは少し違った。打球は今季、設置された右中間のホームランラグーンへ吸い込まれる。「最高の仕事ができた」とトドメの一撃は13年8月22日の西武戦以来、6年ぶりとなる2本目のグランドスラムとなった。

 6年前はプロ野球史上5度目となる1イニング2本の満塁弾を当時現役だった井口監督と共演。「監督と一緒に打ったやつですね」。その13年に遊撃の定位置をつかみ、昨季までの6年間で5度も全試合出場。しかも17年は二塁、昨季も三塁へコンバートされたが、試合に出続けている。

 今季、三塁は日本ハムから移籍したレアードが座り、鈴木は開幕戦は先発から外れ、出番もなかった。オフの自主トレ中は打撃練習中も定位置から外れる危機感が、何度も襲った。そのたびバットを振る手が止まる。ただ、腹を決めた。「今日一日どう、頑張るか」。自分と向き合い、練習前と試合後の特打を全う。不振の井上が離脱すれば一塁を守り、現在は不振のバルガスに代わって指名打者に。まるで渡り鳥のように居場所をつかみ、試合に出続けている。

 「2―0とスコアが動かないところで大地(鈴木)が打ってくれた」と井口監督。2連勝で貯金を今季最多の2とし、2位タイに浮上した。首位のソフトバンクとのゲーム差は1・5。背番号7が底力を見せた夜だった。(福浦 健太郎)

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