日本ハム有原、単独トップ5勝 メジャー5球団の前で見せた修正力

[ 2019年5月15日 05:30 ]

パ・リーグ   日本ハム13―1楽天 ( 2019年5月14日    楽天生命パーク )

力投する有原(撮影・尾崎 有希)
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 日本ハム・有原は脳裏にウィーラーを打ち取るイメージを描き、実演した。初回1死満塁。フルカウントからこの日最速152キロ直球でファウルを取り、続けて同じ外角にカットボールを投じた。結果は遊ゴロ併殺。2回以降はテンポ良く8回を4安打1失点。チームを単独2位へと押し上げた。

 「打線が点を取ってくれたので、凄く投げやすかった。チームに感謝したいです」

 リーグ単独トップの5勝目は修正能力でつかんだ。初回は立ち上がりから直球も変化球も引っ掛けていたが、四球も許されない満塁でウィーラーを迎え「引っ掛けるぐらいなら抜ける方がいい」と割り切り、高く浮くことを恐れず腕を振った。今季は直球、スライダー、チェンジアップでも同じ腕の振りを意識する。8勝止まりだった昨季とは対照的にフォームが安定し、状況に応じた冷静な対処につながっている。

 「ARIHARA」の名が米国で再びクローズアップされつつある。この日はバックネット裏にドジャース、ジャイアンツなどメジャー5球団のスカウトが集結。スピードガンを手に熱視線を送った。早大時代も米球界から注目され、本人も憧れを持っているが、現在はチームを優勝に導くことしか頭にない。将来的にエースとして確固とした地位を築き、メジャーからも認められる存在となれば、過去にチームで一時代を築いたダルビッシュ(カブス)、大谷(エンゼルス)のように海を渡る可能性はある。

 有原は浮かれることなく、さらなる高みを目指す。「序盤は球数が多かったし、7回(のウィーラーの一発)は失投だった」。底知れぬ潜在能力が、開花の時を迎えつつある。 (山田 忠範)

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