ダル、大谷二刀流完全復活に太鼓判 左打ちで「リハビリの邪魔にならない」

[ 2019年5月15日 05:41 ]

左打席で構えるダルビッシュ
Photo By スポニチ

 復帰初アーチで二刀流完全復活へ大きな一歩を踏み出した大谷の今後について、球界識者はどう見ているのか。同じく右肘じん帯再建手術を経験したカブスのダルビッシュ有投手(32)、ドジャースのコリー・シーガー内野手(25)は、右投げ左打ちの利点を強調。現在ド軍のディノ・イーベル三塁ベースコーチ(53)は、帰塁でのヘッドスライディングに警鐘を鳴らした。

 打者としての復活は待望の一発でいよいよ軌道に乗った。今後はDH出場しながら、投手としてのリハビリを継続していく前例のないプログラムに挑戦する。同じくトミー・ジョン手術を経験したカブスのダルビッシュは「術後、5~6カ月で普通の人の肘と同じような状態になっていた。(DHで出場しても)投手としてのリハビリの邪魔になることはないと思う」と語る。

 自身の復帰直後は「右打席だと打つ時に右肘がしなっていくのでちょっと怖い」と本来の右ではなく、左打席に立った。大谷は左打者だけに「死球の心配はあるけど、ここ(肘の外側)なら大丈夫だと思う」と影響は少ないと指摘した。8日のタイガース戦でその右肘に死球を受けたが、エルボーガードの上で大事には至らず。大谷自身も「かすった感じで痛くもなかった」とケロリとしていた。

 同じ左打者では、ドジャースの強打の遊撃手、シーガーが昨年4月30日にトミー・ジョン手術を受け、今季開幕から復帰。ここまで打率・227、3本塁打だが「バットを振るのも走塁も問題ない。肘のことでスイングに支障をきたすことはない」という。

 心配なのは野手として故障するリスク。注意点として「スライディングの仕方」を挙げたのは、ド軍のイーベル三塁ベースコーチだ。昨季はエンゼルスに在籍。「翔平は足から滑る時は必ず右腕ではなく左腕が下になり、地面についていた。その習慣があるから大丈夫」と言うが、けん制などで一塁ベースに帰塁する際は頭から滑っていたことにも着目。「そこは気をつけないといけない。リードは縮めるべきだし、エンゼルスは最初は盗塁を禁止するかもしれない。私がまだ彼のコーチなら一切、ヘッドスライディングはさせないだろう」。来季待つ二刀流復活へは、細心の注意も求められる。(奥田秀樹通信員)

続きを表示

「第91回(2019年)選抜高等学校野球大会」特集記事

「稲村亜美」特集記事

2019年5月15日のニュース