阪神・青柳、坂本止めた!自身1041日ぶり巨人戦白星

[ 2019年5月15日 08:15 ]

セ・リーグ   阪神4―2巨人 ( 2019年5月14日    東京D )

阪神先発・青柳(撮影・西尾 大助)
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 負の流れを断ち切ったのは、やはりこの男だった。阪神・青柳は、粘りの投球で6回7安打2失点にまとめ、今季3勝目を挙げた。

 「初回にパンパンと点を取られて、そこから梅野さんに(リードで)引っ張ってもらって粘れたと思う」

 幸先は悪かった。初回に丸、岡本に連続適時打を許して2点を献上。チームとして開幕から勝てていない巨人相手に重苦しい空気が漂ってしまった。それでも、ズルズルいかないのが、生まれ変わった背番号50。「良くなかったんで。悪いなりにインコース、外スラ使ったり」と女房役の梅野と試行錯誤しながら要所を締めた。

 苦闘の中でも“坂本キラー”としての目は死んでいなかった。2回1死二、三塁のピンチではフルカウントから投じた低めのスライダーで空振り三振。対戦3打席を無安打に封じ、開幕から36試合連続出塁していた男の輝きを奪って見せた。

 「ピンチで三振取れたのは大きかった。(坂本の記録は)僕だけで止めたのではない。チーム全員で止めた」

 降板直後の7回に打線が逆転に成功し、勝ち投手の権利が転がり込んできた。勝利の女神も微笑んだ粘投に矢野監督も「あの後は粘ってくれたというのが、一番の勝因かもしれない。あの粘りを成長と受け止めたい」と称えた。

 オフには結婚も発表して臨んだ勝負の1年。開幕前、ある場所を再訪していた。「願掛けとかはあんまりしないんですけど」と語る右腕は、京都の白峯神宮に足を運びスポーツ全般の守護神「精大明神」の前で手を合わせた。ドラフト直前にも訪れ、その後、阪神から指名を受けた縁起の良い場所。強い決意で4年目へ歩を進めた。

 自身5連敗中だった巨人戦での勝利は16年7月7日以来、1041日ぶり。「野手の方が点を取ってくれて、たまたま勝ちがついた」。投のヒーローは静かに喜びを噛みしめた。(遠藤 礼)

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