大リーグ公式ロゴに描かれている最先端の“常識” モデルとなった選手とは

[ 2019年2月16日 09:15 ]

昨年12月のウインターミーティング会場に設置されたロゴ看板
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 大リーグ機構(MLB)は12日、大リーグ150周年のロゴを発表した。「MLB」と「150」の間に、野球ファンなら周知の白球に対して打者が構えた大リーグのオフィシャルロゴ。このロゴ自体は1969年、大リーグ100周年を記念してつくられた。誰もが目にした白い打者だが、彼には幻のモデルが存在した。

 2011年に食道がんのため74歳で死去したアーロン・キルブリュー。ツインズの中心打者として60年代を中心に本塁打王6度、打点王3度獲得。通算573本塁打を放った。野球殿堂入りも果たしている。

 ロゴをつくったのはジェリー・ディオールさん。2015年に82歳で亡くなった。そのディオールさんは亡くなるまで「あのロゴにモデルはいない」と主張していた。その一方でキルブリュー自身は「モデルは私だ」と最後まで信じ込んでいたという。周囲の認識も、モデルはキルブリューと信じ込んでいる人が主流派だった。

 2人が亡くなり、真偽はもはや定かではなくなった。ただ、独特のアッパースイングは当時の野球ファンの記憶に深く刻み込まれた。今では多く見られる、右肘を高く上げた「フライングエルボー」の構え。少年野球で「脇を締めろ」と指導された元球児は多いと思う。常識は流れ、21世紀ではバリー・ボンズも、アレックス・ロドリゲスも、大谷翔平も押し込む側の脇を大きく開けた。その最先端があのロゴには垣間見える。

 青地に白と赤で書かれたロゴは、ゴルフのPGA、バスケットボールのNBAでもお馴染みとなっている。こちらは明確なモデルがしっかりといる。PGAはベン・ホーガン、NBAはジェリー・ウエストである。

 今季、大リーグ30球団は150周年のロゴをユニホームの右袖に付けて戦う。3月28日(日本時間29日)の全米開幕戦では、帽子にもロゴがつけられて、長いシーズンの幕が開ける。(記者コラム・後藤 茂樹)

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