マック鈴木、初の日本キャンプで感じた思い…米国との違いにホッ

[ 2019年2月16日 09:00 ]

03年宮古島キャンプで吉井(右)のスローイングを見つめるマック鈴木
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 【平成キャンプ回想録(15)オリックス・ドラ2マック鈴木】ずっと米国でプレーしていて初めての日本のキャンプ。まず、その期間中に「クビ」になる不安がなかったのが一番でした。選手層の厚い大リーグではキャンプから競争。駄目なら解雇、という状況と背中合わせで、一年間雇ってもらう保証がなかったですからね。

 ドラフト指名で入団しましたけど、当時は27歳。オリックスの選手には年齢をよく聞かれました。日本人は「年上」「年下」を凄い気にするんだな、と感じたのを覚えています。みんなとは仲が良かったですよ。僕も積極的にコミュニケーションを取ったし、99年にニューヨーク・メッツで短期間ですが一緒だった吉井理人さん(ロッテ投手コーチ)もチームにいましたから。

 子供の頃からテレビで見ていた、12球団そろっての「2月1日のキャンプイン」。球春到来、という感じを経験できたし、日本に帰ってこられて楽しかったですね。

 ▽平成15年主なルーキー 村田修一(横浜自由獲得枠)、和田毅(ダイエー同)、西岡剛(ロッテドラフト1位))、武田久(日本ハム同4位)、久保田智之(阪神同5位)

 ◆マック鈴木(本名鈴木誠=すずき・まこと)1975年(昭50)5月31日生まれ、兵庫県出身の43歳。滝川二を中退しマリナーズとマイナー契約。オリックスやメキシコ、台湾などでもプレーした。日米通算170試合で21勝46敗1セーブ、防御率6・18。

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