大谷“ぶっつけ復帰” 異例のマイナー出場なしでメジャー復帰へ

[ 2019年2月16日 02:30 ]

室内練習場から出る大谷(撮影・会津 智海)
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 昨年10月に受けた右肘のじん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)の影響で、今季は打者に専念するエンゼルスの大谷翔平投手(24)がマイナー戦を経ずに5月中のメジャー復帰を目指すことが14日(日本時間15日)、分かった。ビリー・エプラーGMが球団の管理下に置いて、「シミュレーテッド・ゲーム」で調整させる方針を示した。メジャー2年目の大谷は「ぶっつけ本番」でスタートする。

 前例のない二刀流のリハビリプランの一つが判明した。キャンプ2日目の全体練習後、エプラーGMが5月復帰を見込んでいる「打者・大谷」について明かした。

 「翔平はマイナーリーグの試合でリハビリは行わない。“シミュレーテッド・ゲーム”で調整していく」

 日本のシート打撃にあたるシミュレーテッド・ゲーム。チームの管理下でリハビリを制御しながら、同時に実戦勘を養うことが狙いだ。マイナーでの実戦を経ずにメジャー復帰すること自体が異例だが、昨年6月に右肘じん帯損傷で戦列を離れた際も、本拠地アナハイムで投手を相手に打席に立つなどして約1カ月後に復帰した。

 大谷に与える打席数について、エプラーGMは「まだ分からない。これから見つける」と話す。具体的な数字は未定ながら、今回も投手のリハビリと並行する「二刀流式」で復帰するプランを選択した。

 13日付の全国紙「USAトゥデー」(電子版)は「6週間のキャンプが終わっても大谷は(アリゾナのキャンプ施設に)残ることになる」と伝えた。昨年は本拠地でリハビリに励んだが、今回はより温暖な地で、充実した医療スタッフがいる中で調整を進めていく。

 この日も大谷はユニホームを着ることなくウエートルームで約1時間、汗を流した。前日には「今できるメニューを一日一日しっかりこなしたい。その一歩ずつが必ず復帰につながる」と語った。打者で出場しながら、投手のリハビリに臨む。前例なき挑戦はもう始まっている。(テンピ・柳原 直之)

 《リハビリ出場が通例》大リーガーは故障による長期離脱から復帰する際、マイナーでのリハビリ出場を経るのが通例。松井秀喜はヤンキースで左太腿裏を肉離れした07年に2試合、左膝を痛めた08年に3試合、1A戦に出場。青木宣親(現ヤクルト)は14年ロイヤルズ、15年ジャイアンツでの故障時に2Aと3Aで計7試合プレー。投手ではダルビッシュ(現カブス)がレンジャーズ時代の16年、右肘手術から復帰する前後に7試合マイナーで登板した。

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