岩隈 日本人単独4位米通算52勝 首位レ軍との初戦を7回3失点

[ 2016年6月12日 05:30 ]

<マリナーズ・レンジャーズ>5勝目を挙げた岩隈(AP)

ア・リーグ マリナーズ7―5レンジャーズ

(6月10日 シアトル)
 マリナーズの岩隈久志投手(35)が10日(日本時間11日)、レンジャーズ戦に先発し、7回3失点で今季5勝目。大リーグ通算52勝とし、51勝の大家友和を抜いて日本投手のメジャー通算勝利数で単独4位に立った。

 前回5日に7回0/3を3失点ながら敗れた首位のレ軍との3連戦初戦で雪辱し、3ゲーム差に縮めて「もちろん勝ったらうれしいし、気分も乗ってくる。チームにとっても大きかった」と喜んだ。

 「首位争いで気持ちも入った」が、「気持ちと一緒に力んだ」と言い、3回までに5安打を許した。それでも中盤の3イニングを全て3者凡退に抑えて4回の勝ち越しにつなげた。5―1の7回は「疲れがきて肘が下がった」と2被弾も、この日浴びた3発はいずれもソロで傷口を最小限にとどめた。5月以降は8試合中5試合がクオリティースタート(6回以上、自責点3以下)と持ち前の試合をつくる能力が光った。

 エース右腕・ヘルナンデスが右ふくらはぎ痛で離脱中。「とにかく穴を埋めなければいけない。こうやって、先発が試合をつくれば勝ちにつながる」と頼もしかった。 (小林由加通信員)

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2016年6月12日のニュース