大和 V2点打 燃えた7戦ぶりスタメン「結果出て良かった」

[ 2016年6月12日 05:30 ]

<日・神>3回1死一、二塁、左越えに先制の2点二塁打を放つ大和

交流戦 阪神3―0日本ハム

(6月11日 札幌D)
 1メートル77の決して大きくはない体から放たれた痛烈な当たりが、連敗中のベンチを包んでいた暗くて重い雰囲気を吹き飛ばした。阪神・大和だ。6月3日の西武戦以来となるスタメン出場でたまった鬱憤(うっぷん)を渾身(こんしん)のフルスイングにこめた。

 「チャンスだったので、とにかく後ろにつなげようと。打てて良かった。1打席目凡退していて、何とかしたいと思っていたので、それが良い結果になった」

 0―0の3回、1死一、二塁。「(打席では)真っすぐに差し込まれないように意識していた」。まさに有言実行。1ボール1ストライクから吉川の144キロ高め直球に振りまけない。強引に引っ張ると打球は左翼線ぎりぎりに落ち、ワンバウンドでフェンスへ。2点二塁打となり、どうしても欲しい先制点を奪取した。

 「(左翼方向への打球は)特に意識することなく、強く振り抜く気持ちの結果です」
 強く振る―。新体制で迎えた今季、大和が自身に課したテーマだ。5月5日の中日戦で放ったプロ通算2号も、左方向へ力強く振り抜いたものだった。肉体も強化させて、昨季にはなかった打球が生まれている。現在、体重は昨季から3キロ増量し、71~72キロをキープ。「身体は1、2回り大きくなったねとか、よく言われるようになったね。これをキープしていかないと」。決して偶然の一撃ではないのだ。

 「久しぶりのスタメンで、最近結果も出ていなかったですし、その意味で結果が出て良かった」

 今季の左右投手別打率は、対左が・326(46打数15安打)、対右が・220(91打数20安打)で顕著に得手不得手が表れている。左腕キラーを武器に今後も打席数は増えそうだ。6回無死一塁での中島の内野安打になってもおかしくないゴロをアウトにするなど二塁守備での貢献度も相変わらずだが、連敗を脱出させたこの日の一打がさらに追い風になる。(久林 幸平)

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