西武が交流戦4カード連続勝ち越し、DeNA山口完封、楽天は延長劇勝

[ 2016年6月12日 17:31 ]

<ソ・巨>3回1死一塁、右越えに2ランを放つ城所(投手・高木)

 プロ野球は12日、交流戦のデーゲーム6試合が行われた。

 交流戦、パ・リーグ首位のソフトバンクは巨人先発高木から初回と3回に城所が2打席連続2ランを放ってリード、追い上げを振り切って両リーグ最速の40勝を飾った。先発武田は8回途中5失点でリーグトップタイの7勝目、同僚の和田に並んだ。巨人は高木が序盤に崩れ、2点差まで迫ったが及ばなかった。

 日本ハムは阪神と対戦、先頭打者の陽の6号ソロで先制すると3回には西川の5号2ラン、4回にはレアードの20号2ランでリードを広げ快勝した。先発大谷は自己最速タイの163キロを連発するなど圧倒し、7回無失点で5勝目を挙げた。阪神は先発岩崎が試合を作れず打線も振るわなかった。

 ロッテはヤクルトと同点の4回に多村の犠飛で勝ち越し、6回には清田の適時二塁打で2点を加え、7回にはデスパイネの11号3ランでリードを広げて快勝した。先発唐川は5回1失点で2勝目を挙げた。ヤクルトは先発原樹が6回4失点で役割を果たせなかった。

 DeNAはオリックス先発のディクソンから3回に敵失で先制、5回には筒香とエリアンの適時打で2点、8回には宮崎の5号ソロでリードを広げた快勝した。先発山口は初回のピンチを切り抜けるとその後は連打を許さず5安打完封で5勝目を挙げた。オリックスは打線がつながらなかった。

 西武は中日に1点リードされた7回に敵失と浅村の適時打で逆転し競り勝ち5割に復帰した。先発野上が6回2失点に踏ん張り、終盤を3人が無失点リレーで締めた。交流戦は4カード連続の勝ち越しとなった。中日は守備の乱れが響いて借金1。

 楽天はセ・リーグ首位広島と対戦、3点を追う6回に茂木の犠飛、岡島の適時打などで追い付くと延長11回に2死から築いた好機に藤田が自身初のサヨナラ打で決着をつけた。広島は2回までに3点リードしたがその後打線がつながらず追加点を奪えず逆転負けを喫した。

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