則本初完封「疲れました」 星野監督も称賛「文句の言いようない」

[ 2014年4月18日 22:46 ]

<楽・日>お立ち台でBURNの音頭をとる則本。左は聖沢

パ・リーグ 楽天12―0日本ハム

(4月18日 コボスタ宮城)
 楽天の則本は打線の大量援護に守られて9回を投げ切り、6安打2死球8三振の快投でリーグトップに並ぶ3勝目をプロ初完封で飾った。

 128球を投げ終えてお立ち台に上ったヒーローは開口一番「疲れました」。「最終回は温かい声援をいただいて、これだけのファンの皆さんの前で完封することができてよかった」と本拠地のファンの声援に感謝した。

 味方が3点を先制した直後の4回、2死から死球と佐藤賢の右前打で2死一、三塁のピンチを招くも、直球とスライダーを駆使して大引を二飛に打ち取った。その後も走者を出しながらも要所を締めて、スコアボードに「0」を並べた。

 11日のロッテ戦では先取点をもらいながらも直後に同点を許して逆転負けを喫したが、その雪辱を見事に果たした23歳。「ゼロに抑えなければいけないという気持ちをなくして、一人ずつしっかり(アウトを)取るようにと意識した結果」と振り返った。

 前回登板の後には「まだエースじゃない」「あの体たらくではどうしようもない」と厳しい言葉を並べた星野監督も、この日は「ゼロだから文句の言いようがない」とたたえていた。

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