東野 古巣巨人斬り「いいところを見せたかった」

[ 2013年3月10日 06:00 ]

<オ・巨>2回を終え、伊藤(左)とグータッチをするオリックス・東野

オープン戦 オリックス1―0巨人

(3月9日 京セラD)
 「ヨッシャー」という雄叫びは、巨人ベンチの原監督にも届いただろう。初回、1死一、三塁のピンチで、巨人から移籍してきたオリックス・東野が村田をシュートで一邪飛、新外国人のロペスをフォークで空振り三振に仕留めて声を上げた。

 「巨人で使っていなかったシュートとフォーク。少しは進化を見せられた」。11年に巨人で開幕投手を務めた男が、古巣相手に快投劇を演じてみせた。

 初回から「緊張していた」と珍しく硬かったが「古巣にいいところを見せたかった」という思いが原動力となった。2つの新球で勢いをつけると、持ち味の直球は145キロをマークし、5回を3安打無失点。「きょうは85~90点」とうれしそうに自己採点した。昨年の登板数はわずかに1試合のみ。構想外で放出された巨人からオリックスのオープン戦初勝利をもぎ取る内容の濃さだ。

 現状、開幕投手は西が第一候補だが、前日は5回3失点で敗戦投手。調整が進まなければ、東野へのスライドも十分可能だ。「言われたところでやるしかないが、ぼくはアピールする立場なので」と東野も燃えている。「ローテ投手としてふさわしい成績を残してほしい」と期待する森脇監督には、悩ましい好投になったかもしれない。

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