投手・大谷 教育リーグ実戦デビュー 160キロなら記念プレート

[ 2013年3月10日 06:00 ]

10日に登板を控えた大谷は、新型スコアボードに映った自分の姿の前で腕の振りを確かめる

 日本ハム・大谷が10日のイースタン教育リーグのヤクルト戦(鎌ケ谷)でプロ初登板する。投手としての実戦デビューを控え、この日は野手練習をこなしながらキャッチボールなどで調整を行った。大きな刺激を受けた。阪神・藤浪が日本ハムとのオープン戦で151キロを計測したと知り「凄い。自分は自分の投球がしっかりやれればいい」と目を輝かせた。

 当日は全面大型ビジョンに改修された2軍本拠地のスコアボードがお披露目される。花巻東時代に160キロを計測した右腕。球速表示も可能となったことで、「この球場で160キロを出せば、記念プレートをつくることも検討します」(球団関係者)と大台突破ならば、ビジョン付近に記念碑も設置される。

 鎌ケ谷には右翼場外にケン・グリフィー氏(元マリナーズ)の場外弾記念碑、左翼場外には140メートル弾を放った中田のメモリアルプレートが設置され、大谷の160キロにも同等の価値がある。10日は6回から2イニングを予定しており「相手も(直球を)狙ってくると思う。あえて直球で勝負したり、裏をかいたり、どっちもやっていく。勝つことが大事だし(無失点を)目指してやる」と、まずは剛球での零封を宣言した。

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2013年3月10日のニュース