トドメは坂本満塁弾!侍ジャパン、6発大勝で決勝T進出決めた

[ 2013年3月10日 22:01 ]

<オランダ・日本>1回無死、先頭打者本塁打を放つ鳥谷

 第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)2次ラウンド1組2回戦は10日、東京ドームで日本―オランダ戦が行われ、日本が16―4で7回コールド勝ちし、米サンフランシスコで行われる決勝トーナメント進出を決めた。日本はWBC最多記録に並ぶ6本塁打を放ち、先発全員の17安打の猛攻。投げては先発の前田(広島)が5回を1安打無失点9奪三振と好投した。敗れたオランダは11日に決勝トーナメント進出を懸け、キューバと対戦する。

【試合結果 WBC2次&決勝R】

 日本は8日の台湾戦から打線を組み替え、鳥谷(阪神)を1番・二塁、2番には指名打者で井端(中日)を起用し、9番・三塁には松田(ソフトバンク)がスタメン復帰した。その新打線が初回、いきなり当たった。先頭の右越えにソロ本塁打を放ち先制。鳥谷はWBC初安打、侍ジャパンにとっては今大会初アーチでチームに勢いをつけた。その裏、前田は3者凡退と上々の立ち上がり。

 2回、日本は1死から稲葉(日本ハム)が右前打で出塁し、続く松田が左越え2ラン。さらに鳥谷の左翼線二塁打、井端の四球で一、二塁とし、3番・内川(ソフトバンク)がバックスクリーン左へ3ランを放ち、リードを6点に広げた。その裏、前田はバレンティン(ヤクルト)、ジョーンズ(楽天)を連続三振に仕留め、2死からスミスに中前打を許したものの、無失点で切り抜けた。

 3回、日本は1死から稲葉が右越えソロ。この試合チーム4本目の本塁打でリードを7点とした。その裏、前田はオランダの攻撃を3人でピシャリ。

 4回、日本は1死一、三塁から糸井(オリックス)が右越え3ラン。4回まで毎回本塁打でリードを10点に広げた。その裏、前田は2三振を奪うなど3人でオランダの攻撃を退けた。

 5回、日本は2死一、三塁から阿部の右翼線への適時二塁打で1点を追加。その裏、前田はまたもオランダ打線を3者凡退。5回を1安打無失点、無四球で9奪三振と会心の投球。

 6回、日本は2死一塁から松田の左越え適時二塁打で1点を追加した。その裏、日本は2番手で内海(巨人)がマウンドへ。先頭のサムスに四球を与え、1死からシモンズに左前打、2死後、バーナディナに死球を与えて満塁のピンチを招き、バレンティンに中越え二塁打を浴びて3失点KO。代わった山口(巨人)もジョーンズに左前適時打を許し、日本のリードは8点となった。

 7回、日本は1死満塁のチャンスに坂本が左越えにグランドスラム。大会記録に並ぶ6本塁打でリードを再び12点に広げた。その裏、日本は4番手で涌井(西武)が登板。1死からデカスター、サムスに連打を浴びたが、ノエイを見逃し三振、シモンズを二直に仕留め、無失点で切り抜けた。

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