W杯王者・南アがカーディフでウェールズ戦8年ぶり勝利 フランスはアルゼンチン退ける

[ 2021年11月7日 07:07 ]

アイルランドの突破を阻む松島(後方)と田村(左)=ダブリン(ロイター)

 ラグビーのテストマッチ(オータム・ネーションズシリーズ)は6日、欧州各地で行われた。主な結果は以下のとおり。

 アイルランド 60―5 日本

 ニュージーランド 47―9 イタリア

 イングランド 69―3 トンガ

 フィジー 43―13 スペイン

 南アフリカ 23―18 ウェールズ

 フランス 29―20 アルゼンチン

 19年W杯準決勝の再現となった南アフリカ―ウェールズの舞台は雨のカーディフ。セットプレーで優位に立つW杯王者・南アをウェールズが厳しいディフェンスで押し返し、PGで常に先手を取る激闘となった。15―15で迎えた後半23分、ゴール前の左タッチ際でウェールズWTBリーアム・ウィリアムズにボールが渡った際、ピッチに観客が乱入。目の前で乱入者を係員が取り押さえる事態にL・ウィリアムズは体を反転させて回避したが、戻ってきた南ア選手に阻まれてトライに届かなかった。南アは15―18の後半33分、ラインアウトからドライビングモールを押し込み、途中出場となったフッカーのマークス(東京ベイ)が左中間へ逆転トライ。試合終了間際にもPGを加え、4連敗中だった敵地カーディフで13年以来8年ぶりの白星を挙げた。

 23年W杯開催国のフランスは地元サンドニで、同W杯1次リーグで日本と同組のアルゼンチンと対戦。正SOを争う23歳のジャリベルを10番、22歳のヌタマックを12番で同時起用するなど、期待の若手が先発メンバー入りした。前半22分にドロップアウトをチャージされて逆転トライを許したが、22歳のFBジャミネが3PGを決めて9―7とリード。後半8分にPGで9―10とひっくり返されたものの、同10分に初キャップの24歳、ロックのフラマンがトライを決めて16―10と逆転すると、31分にもトライを追加して逃げ切った。

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2021年11月7日のニュース