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坂東太郎で日本一ハクレン103センチ!!17・95キロ!!

[ 2023年6月11日 07:03 ]

下畑さんが釣ったハクレンは抱卵し、ランチュウのようなシルエット
Photo By スポニチ

 【奥山文弥の釣遊録】「坂東太郎」こと利根川へ釣行。場所は茨城県西南部。台風一過で、車を降りて草むらの道を歩いていくと、ここまで水が来たのだなと分かるほど水辺の草に泥がついていました。そして魚はといえば、バシャ、バシャバシャーンと水しぶきがあちらこちらで上がっています。ハクレンの産卵が始まっていました。

 早速、準備開始。スタイルは「リベラ」(リール付きヘラ仕掛け)です。しかし魚の大きさを考慮し、竿は磯竿3号5・4メートル。リールはアブ・ガルシア「アンバサダー5501C、道糸はPEラインの1・2号(20ポンド)リーダー、ハリスは5号。ハリはがまかつ「ユムシコウジ」(タイ用)の18号。餌はマルキユーの「いもグルテン」と「ヘラスイミー」をミックスし粘りを出しました。水深は1メートル弱でしたが流れが速いので、オモリを3号にしてベタ底釣りをしました。まずは同行者の府中市・下畑剣一郎さん(30)が開始。もう1本は私の仕掛け。オモリを40号にしてアシの葉を餌にソウギョを狙いました。
 観察しているとハクレンの産卵形態はメスがポカンとひっくり返って流れ、それにオスが抱きつき、卵を絞り出すように絡んでいました。それと同時に放精。他のオスもそれに参加するので数匹が同時に産卵しているようにも見えました。足元にはハクレンの卵がたくさん流れていました。

 さて釣りの方は、開始後30分もしないうちに魚が寄ってきたようで、ウキが消しこむ当たりのあと、竿先がググンと曲がるのでそれを合わせるとフィッシュオン。流れに乗って走り回る強烈な引きを堪能するというよりも翻弄(ほんろう)されました。下流に走って切られた魚はファウルフックしているのかもしれませんでした。

 下畑さんも3匹バラした後ようやく1匹目をキャッチ。これが彼の自己最大の80センチでした。それでも十分大きいのですが、過去に97~98センチがたくさん釣れているので、「切って行ったやつらはみんなメーターオーバーですよ。」と拍車を掛けました。

 切られては仕掛けを作り直し、一体何匹バラせば気が済むのだというほどでしたが、それだけ掛かるというのも凄い話です。「利根川やばいっす」と彼はニコニコしていましたが、相当腕に来ているはずです。しかしその眼光は「絶対でかいの釣ってやる」と輝いていました。驚いたことに、足元に白いルアーをぶら下げておいただけでもヒットしました。それほど魚影は濃いものでした。

 ソウギョ仕掛けには全く当たりがないので、私も彼のルアーでやらせてもらったらすぐにヒット。本当に凄い引きでした。それは私のハクレン長さ自己記録の101センチでした。ルアーはちゃんと口に掛かっていました。

 その後、下畑さんも大物とのファイトに慣れてきたのかバラシが少なくなり、最終的には103センチ、超大型のキャッチに成功しました。

 このハクレンは巨大でかつランチュウのように太っていて重さが17・95キロもありました。コイ科の魚は抱卵すると凄いんですね。体形的に種類が違うのではないかとも思ってしまいます。

 恐るべし利根川。ソウギョは釣れませんでしたが、この坂東太郎の凄さを再認識できた一日でした。(東京海洋大学客員教授)

 ◯…後日、この魚のデータをJGFA(ジャパンゲームフィッシュ協会)に申請したところ公認のオールタックル日本記録に認定されました

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