「バシュ!!」水しぶき連発 マグロ100センチ&30キロ なんて日だ!スーパーボイルも

[ 2021年7月25日 06:26 ]

30キロ弱のマグロを釣った畑さん(前列左)と20キロ弱を釣った平井さん(同右)。後列は左から吉沢さん、筆者、2発逃した中村さん
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 【奥山文弥の釣遊録】梅雨が明け、この夏最初の相模湾に繰り出しました。神奈川県三浦半島の長井から兼業漁業の漁船に乗って出港。メンバーは若者2人と、私を含む還暦オヤジ3人。ポイントが遠いと聞いていたのに、ほどなくして船長が鳥(ミズナギドリ)を見つけ「この群れ、デカいよ」と興奮気味。鳥の下にはマグロが泳いでいるのです。

 まずは若者2人がミヨシに立ちキャスト開始。群れのスピードが速く、1回投げるとすぐに回収して追い掛けるという感じでしたが、何回目かで「はい上げて~」と船長の声で、平井忠さんが回収するためにスピードを上げた瞬間でした。

 「バシュ」っと水しぶきが上がり、ペンシルルアーが水の中に消え、ロッドが大きくしなります。いきなりヒットです。慎重にやりとし5分後、浮き上がってきたのは約100センチ、20キロ弱のキハダでした。船長がギャフをかけると歓声が上がりました。実はこの魚は平井さんの初マグロだったのです。「やっと釣れた!続けていて良かった」と顔はクシャクシャです。

 撮影をしているうちにその群れはどこかへ行ってしまったので、また船を走らせます。すぐに群れは見つかり、またルアーをキャスト開始。最初に簡単にヒットしたので期待していたらそうは甘くありません。次のチャンスは約2時間後でした。

 まずは中村竜也さんのルアーにヒットしましたが掛からず、次に平井さんにまたヒット、しかしこれも掛かりませんでした。

 船長が「投げて投げて、いっぱいいるよ」と魚探を見ながら言いました。すかさず畑雄二郎さんがキャストすると、水しぶきを上げてヒット。合わせがうまく決まりました。

 畑さんは昨年巨大なマグロを掛け、40分の攻防後に切られるという悔しさを経験しています。「今度こそ」と気合満々でした。

 10分ぐらいでマグロは浮いてきました。それも実は畑さんの初マグロだったのです。こっちはやや大きく、30キロ弱でした。

 この魚を記念撮影し終わり、また航行を開始すると今度はなんとスーパーボイルです。トビウオの群れを追い掛け、マグロがジャンプを繰り返しています。なんという日でしょう。

 ずっと撮影をしていた私も釣り開始、そこへ急行し船長が魚探を見て「船の周りはマグロだらけだよ」と言います。ジャンプに惑わされず、興奮せず、できるだけ遠くへ、マグロの射程範囲にルアーを投げ込むことが肝要です。このステージでは、中村さんにまたもヒットしましたが、フッキングせず、最年長の吉沢健夫さんにもヒットしましたが、「よそ見していて合わせらませんでした」

 そして胴の間から投げていた私の「ライザーベイト」の棒引きにザバっと、バケツを引っくり返したような水しぶきが上がりました。ヒットです。そのまま巻き続け、重みが乗ったところで合わせを入れました。フィッシュオンです。
 一気に50メートル以上潜り、引きが落ち着いたところでまだマグロの引きを味わったことがない吉沢さんにポンピングを覚えていただくために交代しました。

 そして交代を繰り返しているうちに…ルアーが外れてしまいました。残念というより、あらっとその悔しさも出なかったのは、既に船で2匹キャッチしているからでしょうか?ロングジャークで止めているルアーにヒットする時と違い、GTのように派手に出たので楽しかったです。

 「交代の時にラインが緩んだり張ったりするのでバレるんだよ」と船長もニコニコしながら悔しがってました。
 これからマグロは湾内に入ってきて、今年もこれから本格的なシーズンインです。(東京海洋大学客員教授)

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