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寒さ吹き飛ぶドラゴン級! 釣ってよし食ってよしタチウオ

[ 2018年1月24日 05:00 ]

120センチのドラゴン級タチウオを手にご機嫌な大阪市東成区の竹村邦雄さん
Photo By スポニチ

 タチウオと言えば夏から晩秋の風物詩。でも、大阪湾のこちらではまだまだOKと聞き、大阪府泉佐野市のスポニチ指定店「海新丸」へ。ここで狙うのは、刺身や焼き魚に加え、しゃぶしゃぶや寿司に至るフルコース料理を堪能できそうな“大物”。当日は渋めだったが、それでもサオ頭の釣り客はドラゴン級と呼ばれる120センチ超混じりで10匹をゲットしていた。週末の晩飯のおかず狙いで足を運んでみてはいかが?(スポニチAPC・八十川景一)

 低気圧と寒波の影響で、釣りファンには厳しいこの時期。特に船釣りは欠航も多くなる。ただ、大阪・南部の「海新丸」はこの時期でもかなり安定。聞くと連日、良型のタチウオが釣れているというから早速、向かった。

 14日の午前6時に出船。友ケ島と淡路島が見渡せる絶景ポイントに着き、日の出とともにイワシを巻き付けたタチウオテンヤを投入する。海底までは55メートル。着底後は素早くリールを巻いた。あとはゆっくりと30メートル付近まで誘いを掛けつつ、コンコンと反応があれば合わせるという釣りだ。

 右舷後方で立て続けにヒットし、幸先いいなと思ったが、その後が続かない。だが、船長の「今日は潮が緩んでからが勝負」という言葉通り同9時過ぎ、一気に船上がにぎわった。大阪府八尾市の藤本昇さんは1メートル超を皮切りに良型を8匹。同東大阪市の松塚慎一さんはタチウオは5匹ながら、80センチオーバーのサワラも。嬉しい誤算に顔をほころばせた。

 1時間弱の地合い後はポツポツ。釣れている時間帯はヒットする水深が安定するが、少ない時は海底から水深35メートル辺りを丁寧に探ることが大事なのだそう。また、タチウオは意外に引きが強いが時折、手応えがなくなる。そんな時もロッドとラインの状態は保ったままリールを巻き、バラしたと思い込んで気を抜かないことが必要だ。

 隣の釣り座にいた堺市「末広寿司」の元寿司職人・雪本真史さんは「ここのタチウオは型がエエから寿司も握れるし、しゃぶしゃぶも最高。孫が喜ぶ」と良型6匹を手にニッコリ。サオ頭、大阪市東成区の竹村邦雄さんは「釣りというより飲みに来ている」という“酔拳”の使い手?で120センチ級のビッグサイズ混じりで10匹をゲットし、堪能していた。

 ちなみに前日は29匹を筆頭に、ほとんどの来客が2ケタだった。サイズこそ当日の潮次第だが、130センチ超えも含め、今後は3月過ぎまで狙えるそうだ。

 問い合わせは海新丸=大阪府泉佐野市住吉町北岸壁3、(電)072(469)2332または090(3710)7230。

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