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磐越道事故 バス運転手、最近2カ月で複数回事故起こしていた 周りから体調心配する声も

[ 2026年5月10日 05:30 ]

送検のため福島県警郡山署を出る若山哲夫容疑者を乗せた車
Photo By 共同

 磐越自動車道で新潟市の北越高の男子生徒1人が死亡したマイクロバス事故で、バスを運転し、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の疑いで逮捕された無職若山哲夫容疑者(68)がここ2カ月間で、車の事故を複数回起こしていたことが9日、捜査関係者への取材で分かった。福島県警が経緯を調べる。県警は同日、若山容疑者を送検した。

 新潟県胎内市の容疑者の自宅近くでは、「事故車を見た」と話す人もいた。直近ではバス事故の5日前の今月1日、借りていた代車で追突事故を起こしていた。

 最近の容疑者を知る人からは「歩き方がヨチヨチおぼつかない感じだった」と体調を心配する声が上がっていた。容疑者は胎内市で昨年3月まで運転手をしていたが、当時を知る人は「居眠りをしている姿をよく見た」と本紙に明かした。

 バスを手配したバス運行会社「蒲原鉄道」は、学校側の依頼でレンタカーと運転手を紹介したと主張しているが、運転手と面識はなく、事故歴なども「把握していない」と説明。今後は運転手の状態を把握していなかった責任を問われる可能性がある。

 県警によると、磐越道の現場は緩やかな右カーブで、目立ったブレーキ痕はなかった。若山容疑者は「速度の見極めが甘かった」と供述。「曲がりきれなかった」とも話し、居眠りは否定している。事故直後の呼気検査でアルコールの反応はなかった。バスにはドライブレコーダーが搭載されていなかった。また、容疑者は旅客運送が目的の車を運転するのに必要な「2種免許」を所持していなかった。

 北越高は9日、男子ソフトテニス部の保護者会を10日に開くことを明らかにした。事故後2回目となる記者会見も開催する。

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