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生き餌のスリル ヒラメ2キロ級 群れが入れば大判チャンス マイワシ十胴突1体バリで勝負

[ 2018年1月12日 07:29 ]

セオリーを忠実に守って良型を釣り上げた栗原さん
Photo By スポニチ

 【菅野順也の釣り巡礼】茨城県大洗沖のヒラメ釣りは解禁から好釣果をキープしている。生き餌ならではのドキドキ感がベテランも魅了。大洗・弘清丸で狙った。(スポニチAPC 菅野 順也)

 12月の解禁から1カ月とちょっと。依然として数・型ともに好釣果をキープしている大洗沖。「この海域にはヒラメが釣れるポイントはたくさんあります。その日の条件次第で、イワシを追っている群れや居着きのヒラメを釣り分けています。今日は浅場から探ってみますよ」と話す小沼満船長。まだ真っ暗の午前5時、水深15メートルのポイントから釣りを開始した弘清丸。

 餌は生きの良いマイワシで、仕掛けは胴突の1本バリでヒラメと真っ向勝負だ。日が昇ってからが本番か?と思っていたが、早速竿が曲がった。

 鎌ケ谷市・白神敏さん(61=会社員)は「月1回のペースでいろいろな魚を追いかけています。その日に食うタナをしっかりと探ることに気を付けています」と1キロクラスを釣り上げた。

 ショウサイフグ釣りも得意という、日立市・大内俊彦さん(32=会社員)は「ヒラメ釣りは当たりが出てからの駆け引きが面白いですね。今は親バリと孫バリの真ん中にかみ付かれていました」と、魚信に集中。

 私の竿にも「ツンツン」と前当たりがきて一呼吸待つと引き込まれてヒット。中型だったが本命を釣ることができた。「風が強く吹いたりすると条件が変わります。少し沖で型を探ってみましょう」と小沼船長。当たりは頻繁だったがサイズに満足できない船長は、大洗らしい型を求めて船を移動させた。

 28メートルの粒根が点在するポイントで再投入。船の流し方を入れ替えながら広範囲に探った。

 解禁から毎週通っているという、栃木市・栗原賢明さん(54=会社員)は「こだわりはありませんよ、仕掛けも市販品を使用しています。セオリーに忠実が一番」と、2キロ級を釣り上げた。

 小沼船長によれば「数は出たけど、もう少し型を見たかったね。イワシを追った群れが入ればまた違うパターンで大判狙いができます。水温が下がる前が狙い目ですよ」とのこと。 

 大型には恵まれなかった当日だったが水温は14度あり、当たりは多く7匹釣った栗原さんが竿頭だった。

 今後は大判狙いチャンスのイワシパターンにも注目だ。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、大洗・弘清丸=(電)029(267)3420。午前4時半集合。乗合料金1万2000円。

 ◯…私と同行した息子の真海(10=小4)も寒さを忘れて当たりに集中。「いきなり食い付いてきたり、少しずつだったりするね」と、4匹釣り上げることができた。

 ▼当日の使用タックル 竿=がまかつ デルフィーノソリッド50―300、ハリス=ヤマトヨ フロロハリス 4号1メートル、ハリ=親・がまチヌ7号 孫・がま泳がせヒラメ8号。

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