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新春“めでタイ”連発 半端ない魚探反応 18年縁起いいぞ〜

[ 2018年1月4日 10:19 ]

午前船で健闘した三浦真一さん(左)と山本和則さん
Photo By スポニチ

 【ガイド】輝かしい2018年の新春にふさわしい魚…マダイを狙う。駿河湾では昨秋から良型が顔を見せている。一発大物を目指して沼津・常勝丸で初釣りだ。魚探反応は半端なし。これはいい釣りできそう!(スポニチAPC 林 悠二)

 縁起担ぎの初釣り。富士山を前に深紅の魚体を掲げて、新春を祝う――これができれば言うことなしだ。

 まだ薄暗い港から静かに滑りだした常勝丸。「このところ大型が顔を見せています。油断しないでね」。鈴木茂船長の船内アナウンスに心が躍る。ポイントは航程15分、静浦湾の中深場。船べりにセットした魚探には、早くも濃い反応が出始めている。仕掛けを投入すれば、すぐにでも食ってきそうな気配だ。

 それがすぐに答えとなって返ってきた。船は何度か旋回し、「ハイどうぞ!」。水深は80メートル近いが指示ダナは45メートルと高め。

 「反応が浮いてきた」(船長)。こう話す間もなく、左舷でハリス10メートルの筆者の竿先が海面に向けて引き込まれる。やる気のあるタイは浮き上がり一気に食いつくのだ。いい当たり。すると、直後に右舷の2人も同時にヒット。取り込んだのは本命のマダイ。800グラム級ながら新春を飾るきれいな1匹に大感謝。そして第2投、数分後に再びギューン!同サイズながら連発に、自然と笑みがこみ上げてくる。こいつは春から縁起がいいや。

 右舷ミヨシで竿を出したのは富士吉田市から来た山本和則さん(65=飲食業)で、狙うのはマダイ専門。トモに座った釣友の三浦真一さん(65=自営業)と、週1ペースでほぼ20年間訪れている常連さん。

 「乗っ込み期に7キロ、これが最大です。数では15匹」と山本さん。一方の三浦さんは最大が5・4キロ。「初孫が誕生した日には2・5キロ3匹と1キロ級4匹で計7匹。これが記録です」と相好を崩す。2人ともにハリス4号12メートル。魚探に出る反応に応じて誘い上げたり、落とし込む。

 その鮮明な魚探反応は画面に余白がないほど。だが、日が昇るに連れて当たりが遠のく。潮が明るくて魚が警戒気味と船長。

 三浦さんが途中で1匹バラして、筆者と共に2匹。山本さんは1匹。2人は「次は潮が濁った日にリベンジしたい」と話していた。

 ◆鈴木船長の話 食いのよしあしは潮色次第。濁りが入れば終日チャンスがあります。澄み潮時は朝夕のマヅメが狙い時。短時間で10匹釣った人もいます。警戒心が強いため、ステン缶の場合は黒色。キラキラと目立つ色を避け、誘いもソフトにするといいですね。昨年末には4キロの大物も出ています。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、沼津・常勝丸=(電)055(941)3163。乗合は午前6時と午後0時半出船。共に料金は氷、コマセ付きで9000円。午前午後の通しは1万6000円。

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