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カワハギ・シロギス・マアジ…有終の3冠 全種船中トップ

[ 2017年12月22日 14:39 ]

良型のカワハギをゲット
Photo By スポニチ

 【釣りなでしこ】あれもこれも釣りたい!そんな欲張りな釣り人にぴったりなのがリレー釣り。釣りガール、野口美和が乗り込んだ南六郷・ミナミは各種リレー釣りで出船。東京湾の代表的な小物釣り、カワハギ、マアジ、シロギスの3種目に挑戦だ。

 釣り人16人を乗せて、安達任伯船長がかじを握るミナミ丸がカワハギのポイントに定めたのは竹岡沖。大船団ができていたが、僚船から「食いが悪い」との情報があり、船団から離れた30メートルラインで仕切り直し。ここでポツリと本命は出たけど私も、同行の父も当たりがなく餌もそのまま残っていたので、船団に仲間入りして再スタート。

 カワハギのご機嫌が悪いのか、周りの船でも取り込まれている場面が見られません、安達船長も当たりの出る根を探して移動の繰り返しで大変です。船長が頑張ってくれるから根を変えるたびに本命も顔を出し始め、私も16センチをゲット。

 型は小型が多いからハリを小さめに付け替えてカワハギと勝負。良い根に入るとポンポンと本命が顔を出すけど群れが小さいのか父は蚊帳の外。

 今日はカワハギのスイッチがオフになっているのかな?その代わりベラやトラギスは元気で餌に飛びついてきます。その中にカワハギも交じっているので油断しているとスッカラカンにされた仕掛けが上がってきて「アチャー!やられた」。さっきの小さなコツがそうだったのかな〜と反省。

 当たりもベタ底で出たり1メートル上で待っているとコンと出たりと今日のカワハギはホントに気まぐれで厄介です。

 海がいきなり荒れてきて白い“ウサギ”が飛び始め、ウネリも高くなったので船長判断で木更津沖へ移動してシロギス狙いにチェンジ。カワハギロッドにキスの仕掛けを付けてキス狙いなんてちょっと経験できないような釣り方をしてキスのお土産を作りました。

 風に追いつかれたので、さらに湾奥に走って次は大師沖のアジ専門船が数隻集まっている中に仲間入りしてマアジ狙いに変更。

 安達船長は、天候が不安定な時でも皆さんに楽しんでもらおうとフィーリングで釣り物をチェンジするから切り替えが大変ですが船に仕掛け類は全て用意してあるので専用タックルとこだわらなければ楽しめます。

 アジ狙いは短時間でしたが群れが来たら入れ食いで、当たりが出てからちょっと待って巻き始めればダブルで掛かってくるので効率が良いと“ツ抜け”はあっという間でした。

 私の釣果はカワハギ9匹、シロギス8匹、マアジ25匹でいずれも船中トップ。有終の美を飾る?3冠達成でした。

 ◇野口 美和(のぐち・みわ)1993年(平5)7月、東京生まれ。血液型B。私立大学を卒業後、都内のデザイン会社に勤務。6歳から父親の光昭さんに連れられて釣りを始める。小型船舶1級免許を持つ。趣味は乗馬とアニメ。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、南六郷・ミナミ=(電)03(3738)2639。各種リレー船あり。出船時間、乗合料金は要問い合わせ。貸し竿、仕掛けなど船に完備。

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