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エビでタイより…イカでブリ!船中30匹超の日も

[ 2017年12月10日 18:37 ]

6・2キロのブリ級を釣り上げた大洞さん
Photo By スポニチ

 【真説フィッシング】イカ餌を使って豪快な釣りが楽しめる!東伊豆・初島周りの「夜のイカブリ釣り」がスタート。網代港・ゆたか丸では、3〜4キロ級のワラサに6キロオーバーのブリが交じり、トップ3匹前後。船中30匹以上上がった日も出ていて、開幕から順調。10キロオーバーも期待できる。(芝 真也)

 「親バリは頭の先に、孫バリはロウト付近に刺してください。ハリ先が上へ向くように付けることがポイントです」。森野孝船長から出船前にレクチャーを受けて、午後4時にポイントへ向かった。

 オモリ120号の片天ビン仕掛けに、ハリス20号×3〜4・5メートル。ヒラマサ18号の親孫式2本バリ。餌を安定させるために、中通しオモリ6号前後を親バリの上にヨウジで固定。

 本来は、ヤリイカを釣って生き餌で狙う。しかし、最近はブリを狙う時間を長く取るために餌は冷凍ヤリイカを使い、これでも十分食ってくる。

 「ハイやってください。45メートルです」。海面からのタナ取り合図でスタート。5メートルほど余分に仕掛けを沈めてから巻き戻し、指示ダナに合わせる。置き竿で2分ほど待ったら、仕掛けを沈めてタナを取り直す。ブリは動きのあるものに反応するので、タナを取り直すことが誘いにもなる。夜の海を照らす集魚灯にはたくさんの魚が集まり、その中には餌取りもいる。餌のヤリイカをボロボロしてしまうことも。5分ほど待って、当たりがなければ回収して、点検することも大事な作業になる。

 当日は、9時を回った頃から時合いに突入。バタバタとワラサ級が取り込まれた。ここがチャンスと思い餌を新しいものに付け替えて投入。タナに合わせて待っていると当たり。餌が大きいので、のみ込むのに時間がかかる。しっかりと食い込ませることが大事。竿先を下げて送り込み、3回目の当たりで竿が大きく引き込まれた。ここで力強く合わせるとヒット。ハリスが太いので、切られる心配はない。リールのパワーに任せてガンガンと巻き上げワラサ級をゲット。

 右舷ミヨシから竿を出す座間市・大洞篤史さん(39=会社員)は6・2キロのブリを釣り上げ「おいしい魚が食べたくて釣りに出掛けています。明日の夕食が楽しみです」とニッコリ。

 反応は多く、年末まで釣れ続いた昨シーズンのように、まだまだ狙えそうな気配。しっかりと防寒対策をして出掛けていただきたい。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、網代・ゆたか丸=(電)0557(67)4288。午後3時30分集合、午後4時出船。料金1万3000円(氷付き)。要予約。

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