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寒冷善戦シロギス 湘南沿岸グッと気温下がってもまだいける

[ 2017年12月3日 07:30 ]

花水川河口西側で小田原市の向原一男さんが3連
Photo By スポニチ

 【特選投げポイント】10月から11月にかけての気温、水温の降下は例年になく急速で、好調だったシロギス釣り場での釣果も気温の低下とともに急速に下火となった。神奈川県湘南沿岸一帯の魚への影響は大きかったのか?(スポニチAPC 川上 二郎)

 比較的安定して釣れていた大磯海岸周辺を探ってみた。時系列で状況を報告する。

 ◎血洗川河口(葛川東)

 中潮からの大潮の初日。干潮午前9時32分(東京芝浦標準=以下の潮時間も同じ)。8時すぎに釣りスタート。無風後弱い南風。波口に濁りあり。6号3本仕掛けに岩イソメとジャリメをセット。80メートル付近に投入。止め、引き、待ちで微速の仕掛け移動。5メートルぐらい移動したところで小さな当たり。その場に仕掛けを止めて追い食いを待つ。3分待った。 当たりがないのでサビキを再開。25メートル(1色)引いたが追い食いはないので巻き上げた。12センチのピンギス。すぐ放流。その後も90〜30メートル間を扇形に探る。右側10メートルに1人、その先に顔見知り…と6、7人が釣っている。

 ハゼ交じりでピンギスのヒットが続いた。干潮の底時間にもかかわらず1色を切ったあたりで魚信が頻繁化。やがて強い魚信が出て17センチ交じりで2連、3連のヒットが続いた。 10時すぎ、食いが悪くなった。顔見知りは帰り、その先の2人連れも帰っていった。その帰った2組の間付近(40メートル右)へ釣り座を移す。ここでも30メートル手前で、ピンギス交じりで17センチがヒット。長続きしなかった。

 正午前で食いが止まったので納竿した。

 ◎花水川河口西側

 大潮からの中潮の初日。今季は魚のつきが悪く「釣れない」というファンが多かった。原因は定かでないが平塚海岸も釣れなかった。関係があると思う節があったので、確かめに行くことに。

 台風21、22号で海岸の砂が大きく動いた形跡を確認。砂が動いたことで悪影響が出たと考えた。どうやらこの見方は的中していたようだ。

 「S77」の表示のある下へ午前8時すぎに着く。釣り人はまばらだが以前より数は多くなったようだ。

 90メートル付近に投入。始めてすぐに小さな魚信。止めて待つが後続は小さな当たり。巻き上げると12センチ。すぐ放流。30メートル付近に魚信が多い。16センチまでのピンギスがヒットする。良型を探しながら右へ、右へと釣り座を移す。

 150メートルぐらい右に動いたとき、この日最大の21センチ。そこでしばらく釣り続けた。17センチまでのキスが2連、3連でヒット。

 「大きいのを…」とさらに20メートル右へ移動。広く探って魚の濃い所を探る。右斜め15メートル付近で20、18センチが交じりしばらく釣れ続いた。干潮の底(午後0時10分)を過ぎてもヒットが続き1時頃に食いは止まり納竿。

 中潮の2日目、花水川河口東側を探ったが魚が小さく、少ないので、前日と同様、「S77」の表示のある下へ。釣り人は昨日より多い。波があり、波口釣りは難しい状況。少し沖の30〜70メートル付近を探る。ピンが多い。さらに右(西)へ動く。ポイントは90メートル手前で、20センチ級のヘダイもヒット。正午前、今日最長21センチがヒット。20匹を超えたので0時半納竿した。

 日中の最高気温が真冬に近い10度前後になった。潮温も18度台に。大潮の初日、大磯高校西から浜へ。干潮は午前10時6分。波口から40〜50メートル沖まで薄茶色の濁りがある。濁りは潮が上げるに従って沖から澄み始めた。波口から30〜40メートル間で17センチ級がヒット。左へ移動しながら良型を探す。ほぼ前回釣ったあたりまで探ったが良型のヒットはなかった。少しずつ戻りながら昼まで釣り、ピン〜17センチが14匹だった。

 ※気温、水温の低下の影響はあったが、潮の澄んだ波の小さい暖かい日には、まだ期待できそうだ。

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