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マグロでニジマス!半信半疑で餌に…驚き連発8匹

[ 2017年11月25日 15:43 ]

40センチ超のニジマスを釣った筆者
Photo By スポニチ

 【奥山文弥の釣遊録】大学の先輩大川雅治さんと一緒に長野県の犀川に行って来ました。ここには年中解禁しているキャッチ&リリース区間があります。

 案内してくれる友人の須澤康一さんはルアー名人で、今年はすでに70センチオーバーのニジマスを2匹を釣ったそうです。

 私たち2人は餌釣り。大川さんは「遡(のぼり)弍尺越」と言う9メートルの本流竿、私は「飛竜クロダイ」と言う7メートルの前打ち竿にスピニングリールを装着して挑みました。リールがあるとスーパートラウトをキャッチできる可能性が高いからです。

 いつもはルアーやフライをする私が餌釣りをしようと思った理由は、この川の一番の餌が、川虫やミミズではなくマグロだと言われたからです。

 「本当にマグロで釣れるの?」半信半疑でしたが興味深かったのです。

 日が昇った午前9時釣り開始。ミミズでスタートした最初の30分は当たりもありませんでした。監視員の久林誠治さんが来てお手本にと、大川さんの竿でマグロを付けて流すとすぐにヒットしました。放流魚でしたが45センチぐらいありました。久林さんは、川は広いけど魚は想像よりも浅い所にいるよと教えてくれました。

 「本当に釣れるんだ」。信じた私達は餌をマグロにして再開。すぐに大川さんがヒットさせました。これも放流魚でしたが、各ヒレは奇麗でした。大川さんが3匹釣り、やはり長い竿の方が有利かと考え始めた時に、私にも待望のヒット。40センチぐらいでした。その後もう1匹釣ることができました。

 コツをつかんだところで午前の部が終了、道の駅で昼食を取った後は場所移動。先ほどと違って激流のポイントです。ここでは須澤さんもスプーンにハリスとハリをつけてマグロを餌にして釣っていました。

 流れは速いけど石の裏側の浅場に魚がいると予測し、そこへマグロが流れるようにロッドを操作したらこれが大当たり。ヒットすると激流を突っ走りました。

 今回ヒットは9匹でキャッチは8匹、最大魚は50センチでした。 この魚たちが来春には野生化し体色も銀ピカになってさらにパワフルになり。また私たちを楽しませてくれるでしょう。(東京海洋大学客員教授)

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