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台風の合間に秋キス堪能 絶好機到来 温暖なら好釣り まだまだ期待

[ 2017年11月5日 07:15 ]

良型を釣り上げた筆者(平塚海岸)
Photo By スポニチ

 【特選投げポイント】秋の絶好期に入り海さえ穏やかならシロギスの好釣りが期待できるのだが。長雨と相次ぐ台風で浜は波が高く釣りのできない日が続いていた。合間を縫っての釣行では…。(スポニチAPC 川上二郎)

 ◎平塚海岸

 大潮の3日目。満潮午前10時42分(東京・芝浦標準)。上げ潮時間帯の8時すぎ、防災無線塔の東、通称・白看板下=旧尼寺下へ。釣れている情報を聞きつけたファンが防災無線塔下付近に大勢入釣している。今季の平塚海岸は「魚の寄りがイマイチ」と地元ファン。

 原因は定かでないが、海岸の状況からなぎさの砂が大きく動き、波口付近の深さがないように見える。だが条件の良い時には良型20〜30匹釣った人もあった。

 曇り空の続いた後の寒さが増した日、海の条件は良さそうだ。波の立ち具合を見て若干深そうな位置に釣り座を置いた。波の崩れる先、約120メートル付近に絡みを最小に抑えた仕掛け(3本バリ)を落とし微速の移動をして魚を探る。魚信のあったのは30メートルから手前で、最初は11センチのピンギス。すぐに放流。以後、30メートル付近に落とした仕掛けを止め、引き、待ちを繰り返しながら左右へ投げ分けて探る。

 複数のヒットもあり、時々ひったくるような強い魚信も楽しむ。この間に周囲を観察。左側は人も、食いもまばら。右手30メートル先から人が多く、後から入ることはできない状況だ。釣れ具合はパラパラで時々、良型のヒットもあるようだ。9時半ごろから帰る人が目立ち始めた。

 筆者の釣っている辺りは中・小型が多いが魚は多そうだった。それも、しばらくすると干潮の底ごろには食いが止まり、納竿する。

 ◎大磯海岸

 中潮からの小潮の初日。午前8時前、通称八坂下=地引き下(台舟)東へ。晴れているが雲が多い。波は時々大きくなるので、釣り座はいつもより10メートル後退した。沖の潮色はまずまずだが、波口30メートルぐらいまで濁りがある。

 餌は岩イソメとジャリメのハイブリッド仕掛け。「5〜6色の遠投が…」と、釣友の情報に150メートルの投入。止め、引き、待ちでポイントを探る。5色半(140メートル)付近で強い魚信。追い食いさせようと、微速の仕掛け移動。掛かった魚の動きのみで強い魚信はなく、3分後に巻き上げる。20センチ超の良型。150〜130メートル間がポイント。強い魚信があってもハリ掛かりしないことも数回あった。魚体は大きいが数は少ないようだ。

 その後も同じパターンで釣る。11時すぎ当たりが止まったのを機に釣りストップ。

 その後、前線と台風21号の通過など、急速な天気の移り変わりが続いた。

 小潮の2日目。干潮は午後3時18分(東京・芝浦標準)。魚の動きを確認しようと午前中に用事を済ませ、午後の2時間、葛川河口で投げてみた。

 少し濁りがある。波口釣りは難しい波の大きさ。100〜150メートル間を探った。干潮の底まで釣って納竿。小型交じりで最大16センチ6匹と24センチのホウボウ2匹。

 現在、相模湾沿岸の潮温は21度前後。暖かい穏やかな日には、まだまだ好釣りが期待できる。

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