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九州でてんこ盛りの旧友再会

[ 2014年12月1日 05:30 ]

 小倉競輪祭は平原康多が優勝。これにてグランプリ戦士の9人が出揃った。激震揺れ動いた1年やったけど、俺の体内には残尿感がありホンマこれでよかったんかいなと今でも思う。

 競輪祭の直前に俺は、フラフラッと九州で数日間を過ごしてましてん(この夏に続き2回目ですわ)。小倉での夕食はいつも決まって行くお店「向日里(ひまわり)」。ほな、こん時のメンバー紹介しましょかね。三線背負ってマンタに会いに海潜る内田浩司(51期)。眉毛そりすぎちゃうかの中井大介(65期)。ダービー王となった年にグランプリが中止になってなぜか女便所で泣きあかした小川博美(43期)。地元の久留米で引退ホヤホヤの平田崇昭(55期)。元プロスポーツ記者のわれらの姐(あね)御こと雨宮女史。サテライト中洲の杉本さん。ではでは、はいカンパ~イ!

 盛り上がった頃、俺と同期同部屋の永田学が長崎から駆けつけた。「パチもんの篠田三郎もどきの男前は変わっとらんのぉ~」「アンタはいつ見ても恐い顔やのぉ~」とハグハグ。きれいな夜景を見ながらの、おいしい料理。そして酒のさかなはもちろん俺の爆笑トーク…と思いきや、あたいの出る幕なく話題の主人公は競輪クン。あんたらどんだけ競輪バカやねん(笑)

 気がつけば翌日の昼、俺はなんでか熊本城の天守閣でたそがれていた。「大阪城はエレベーターで興ざめしたけどココは、ほんなこつよかお城ばい!」。熊本では同期の中川喜登治がアッチコッチ連れ回してくれた。久しぶりに会ったからかパッと見て「なんで芸人の出川哲郎が俺に手を振っとんねん?」とマジで思いましたで。晩メシどきになると「オオクワガタにおておかわりさせる本」をこの世に出したがっている同期の松本秀浩が仕事を終え駆けつけてくれた。俺、素人ながらアドバイスしたわ「オオクワガタに絶対ジャンケンに勝つ方法」これならじきに書けるやん…と。

 熊本での楽しみはなんちゅーても馬肉とブルーシャトー。熊本のOB選手はけっこう商売してるのが多いらしく、なら後輩の売り上げに貢献してやるばいねと暖簾(のれん)くぐった店は…北村哲郎(55期)=軽食のテイクアウト専門「タンデム」、園田宏(74期)=焼肉「園田」、塚本成己(58期)=バー「酒馬成蔵」。人間男前でええ子らばかりです。ぜひ、のぞいてやってください!

 翌日はまた小倉に戻り浩司らと合流したが今回、てんこ盛りの旧友再会があった。人よし味よし地べたよし。みんなありがとうね!俺にはもうジャンが鳴ってるが次回は「オイラのくまモンの世話ばよろしく頼むばいね~」。

 ◆齊藤 哲也(さいとう・てつや)1959年(昭34)4月生まれの55歳。元競輪選手(兵庫支部)。45期生の卒業チャンピオンとして80年にデビュー。S級で活躍も40歳で悪性リンパ腫により、03年7月やむなく引退(優勝25回)。本紙予想コラムでは高配的中数知れず。アナ車券の達人!! 兵庫県、S阪神のアドバイザーとしても活躍。現在もガン闘病中のカリスマ的患者。

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