こんな人脈こんな話

「魔陀魔陀夜露死苦!」やで雷太!!

[ 2008年6月8日 06:00 ]

 朝起きてコーヒーを飲みながらおもむろにスポーツ新聞を読んでたら、向日町競輪最終日の1Rに同期の片折雷太(埼玉)の名前を見つけた。「点数ボロボロやし今期で引退?」そう思った私は「今日逃したらもう会える日はないやろ…」と競輪場に飛んで行った。

 20年ぐらいは会ってないか…雷太とどうしても会いたかった理由は、俺ら2人は「死にそこない」(笑い)でも俺らには悲壮感などどこにもなく、会ってすぐ長い握手を交わしただけで十分やった。元気もらったな、ありがとうやで!
 雷太は平成5年に☆型肝炎が判明。インターフェロンを打ち、ごまかしながら選手生活を送っていた。にもかかわらず特別競輪を二十数回出場している。しかし平成16年、レース後ぶっ倒れて病院直行。医師に「末期の肝細胞ガン。余命半年!」と宣告される。僅かな生きる望みは「生体肝移植」。だが病院の規定で2身等以内の同血液型で20歳以上。長男勇輝が「俺のをくれてやる」と名乗り出るも「アホぬかせ。それなら死んだ方が」と親子げんか勃発。理由は勇輝が選手を目指してたから。が、しかし勇輝の熱い気持ちに根負けし、この年の12月、勇輝の肝臓3分の2が移植された。2人して入った手術室のランプが消えたのは20時間後という大手術。「助かっただけでは意味ないわ!」。雷太は平成18年、地元大宮でスタートラインに立った。勇輝は「選手になれんかったら親父は生き地獄!」。これまで数回失敗していた競輪学校の試験を術後一発で合格。まるで月9の感動秘話のドラマでんがな。ちなみに次男亮太は92回生ですでにデビューしており、バツグンの成績をあげている。
 雷太が私を初めて見た時生徒の父兄でヤクザと思ったらしい。私の雷太へのイメージは、竹ヤリのマフラー3本付いた車に乗ってるイチびった田舎もんのヤンキー。んな訳で?雷太は私によくなついてくれたね。顔見りゃハーフみたいでホンマ男前。でもたぶん私には勝てないだろうが(笑い)。
 昔のアルバムを見ると雷太と一緒に写ってる写真がたくさんある。どれもこれも暴走族風に斜に構えメンチを切っている。プリクラ風に文字を入れるとしたら「魔陀魔陀夜露死苦!」なんだろうな。えっ!?縁起悪い字多過ぎってか?そんなこんなでファンの皆様、片折親子を夜露死苦!
 雷太…一日でも長生きせえよ!負けたらあかんど!!

続きを表示

「2026 天皇賞(春)」特集記事

「京王杯SC」特集記事

バックナンバー

もっと見る