こんな人脈こんな話

魚ちゃん、ママチャリでも特訓の成果見したりや

[ 2008年9月13日 06:00 ]

 今度、一宮オールスター競輪の準決日に、競輪OB選手VS現役競艇選手での競輪レースがある。
 去年賞金王の魚ちゃんこと魚谷智之は今年、水不足の魚みたいにもがき苦しんでいるが、競輪中継のゲストに呼ばれるほど競輪が大好きなのは有名。そして去年、とうとう「哲ニィ、もう辛抱たまりまへん…自転車乗りてぇ!」と言い出した。私は、魚ちゃんが小嶋敬二を尊敬し、また小嶋からも弟分のようにかわいがってもらってるのを知っているから「社長に相談してみてみ?どうせなら優勝した後ぐらいに…」と冗談っぽく言った。やはり、さすが社長である!間髪入れず真っさらのオーダーメードのピストレーサーが届いた。この流れだと社長からもし「船乗りてぇ!」と相談あれば、最新クルーザーぐらいをプレゼントせなあかん日も近いかもな?(笑い)。
 社長号で練習(あくまでも競艇のための練習です)していたが、やはりピストは固定ギアなだけにキツイ坂になれば、途中でアリさんにも抜かれ、モンシロチョウが鼻の先に止まったりと限界を感じる日がきた。
 「哲ニィ、ロードレーサーが欲しい…」。2人で行った自転車屋で魚ちゃんはイタリア車のメーカーのカタログをパラパラっとめくり、わずか数分で「コレ!」と指した。私は「ちゃんと0数えや。17万円とちゃうで」と耳打ち。魚ちゃんは「KINGって名がそそりますぅぅ」。「えっ!それだけの理由?」しかし悲しいかな、脚が届くサイズがなく大爆笑で却下!で、違うメーカーのイタリア車をチョイス。帰りの助手席で「大小のかっぱえびせんを手に取り、どっちしよ?」と悩むであろう現況の自分を想像するとなぜか笑ってしまい、車内から流れる魚ちゃんイチ押しの氷川きよしに手拍子を打った。
 「哲ニィ、特訓お願いしやーす」。「ほないこか」と明石バンクで、沢田、中村、松岡、筒井ら今の兵庫のスターらとも練習。練習着姿は大人と子供。まるでライオンとバンビちゃん。でも最後には1キロ独走にも挑戦(1分31秒)。たいしたもんだわ!競艇組は他に井口、湯川の銀河系軍団。「同業者にだけは負けるわけいかへん!」とメチャ燃えに燃えまくっているが、今日私は一宮の宣伝広告を見て目が点になり、そしてやがてアゴが外れんばかりに笑った。そこには「ママチャリレース!」と。魚ちゃんが水を得た魚に戻るのはいつなのかなぁ…(笑い)。

続きを表示

バックナンバー

もっと見る