G1周年記念競走展望

【大村G1 海の王者決定戦】九州地区選覇者・桑原悠、伸び武器に2度目G1Vへ

[ 2019年3月25日 19:30 ]

桑原悠
Photo By スポニチ

 9月に発祥地ナイターへと生まれ変わったボートレース大村で、26日から平成最初で最後のG1「開設66周年記念競走 海の王者決定戦」が幕を開ける。SG覇者21人が名を連ね、優勝争いは激戦必至。地元からは5人が迎え撃つが、先の九州地区選手権を制した桑原悠に大注目だ。

 桑原悠でワクワクしナイト。今期勝率は7点オーバーと、自己最高勝率を更新する勢い。芦屋で行われた九州地区選手権では、3カドから内2艇をのみこみV。GⅠ優出2回目にして初優勝をやってのけた

 「特訓から3カドの練習ばかりしていました。イチかバチだったけど、本番はあんなに伸びると思ってなかった。ウイニングランでは泣きましたね」
 
 今年は年頭から“意識改革”で結果もついてきた。同期の上野真之介が昨年末のグランプリシリーズでSG初出場。これがかなりの刺激となったようだ。

 「(上野)真之介がSGにいったので『ついていかないと』と思った。今年は地元でメモリアル(8月)があるのでアピールしていきたいし、最近はエンジンの出方が凄い。仕上がった時はエグイですよ。道中で相手があせって失敗してくれることもあります」

 昨年の夏場からチルトをはねたりして伸び仕様を試してきたが、その努力が今実った。外枠でも“強伸び”を武器に白星を挙げるシーンも当たり前となってきた。ファンはもう知っている。魅力たっぷりのレースだが、配当面では魅力がなくなってきた。当地での直近6カ月での6コース1着率は約1%だが、何と連勝中だ。地元への思いは当然熱く、2回目のG1優勝を狙っている。

 「エンジンを出すしかないでしょ。オーシャンポイントもあるし、優勝戦に乗ることは意識している。ナイターでの記念一発目で名前を刻みたいです」

 リズムは最高潮。自信に満ちあふれた調整力で、今節もグイグイと突き進む。

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