武豊を苦境から救ったダービー馬「勝っていなかったら今、いるかな」

武豊
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　JRA騎手の武豊（53）が、14日深夜放送の関西テレビ「うまんちゅ」に出演した。

　武豊への質問コーナーに登場した若手騎手からは、武豊が騎乗した1頭の名馬の名が挙がった。角田大和が「一番、好きなのはキズナ。ジョッキーを目指し始めた時くらいでキズナがダービーを勝ってうれしくて」と言えば、今村聖奈も「キズナに1回乗ってみたい。豊さんがすごく好きになったレースの1つでもあるからです」と話した。

　ディープインパクト産駒で13年の日本ダービーを制したキズナ。武豊は「いい馬でした。ディープ産駒のいいところを持っていたし、力強さもあった。乗り味が抜群だった」と話した。10年の落馬負傷もあり、勝ち星を減らし、12年は自己ワーストの56勝と苦しい時期を過ごしていた。

　「キズナでダービーを勝っていなかったら今、いるかな、とか。分からなかったですよ。しんどい時でしたから」とし、ダービーを勝ったことで「よし、もっと頑張ろうってスイッチが入りましたから」と明かしていた。