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競輪ファンエッセー集を知ってまっか?

[ 2009年5月2日 06:00 ]

 皆さん…競輪ファンエッセー集『NO  MARK(ノーマーク)』という本を知ってまっか?
 競輪ファンなら誰しもがお世話になっている競輪専門紙『競輪研究社』。そこで勤務している冨上朝世さんというおばさま(しししまった。失礼)が『あざみエージェント』という出版社を設立し、ここから去年年末に出版された。
 マニアックな本なゆえに「こんなんおもろいのんかえ?」とお思いでしょうがそれが「おもろい!」
 私が、どやこやここで説明するより百聞は一見にしかず、まぁー読んで見たら分かりますわ。競輪ファン27人それぞれの熱いお気持ち、それはそれは見事な文章力でジワッと心に浸み込んできます。
 これはぜひ選手自身に読んでほしいね。選手とファンの目に見えない一体感…これを理解してるしてへんとでは選手として人間としての成長はないだろ。それとあとは競輪を運営するお上だな。なんだかんだ細かい改革するのが好きならばそのたびに生粋の競輪ファン100人ぐらい集めて会議に参加してもらったらと思うんですがね。競輪がややこしくなって衰退の道へたどってるのが分かってないよね。今こそ各いろんな生の声に耳を傾けなあかんやろ。他に女性から子供、学生や奥様やお年寄りまでなんでもアリで。そんな大会議にどんなヒントが隠されてるか…と想像するだけで私はワクワクしますがね。
 冨上朝世さんは川柳作家です。この本にもギアという名で競輪川柳をいくつか載せています。
 【足取り重くふところ軽くおけら道】
 現代の世相を反映するものでサラリーマン川柳は有名で人気があるが、そういえば去年、弟弟子の澤ちゃんが「今ひそかに競輪川柳はやってるんですわ」と言っていた。私は澤ちゃんから川柳ていう言葉が出ただけでひっくり返りそうになった。「うぅぅ…少しは成長したんやなぁー、どれどれ教えてくれや」
 【ダッシュが肝心まくりと膣外射精】
 「競輪に下ネタ入っとるやんけ!」
 【先行とクソは出たらすぐ流せ】
 「ふーん…あくまでも下ネタでくるんやな下ネタで。それやったらこんなんどないやねん」
 【空気圧とチンチンはカチッカチに】
 「パッとすぐ作れる齊藤さんはやっぱり天才ですぅぅ。」「そんなんでおまえにほめられてもなんか嬉しないなぁ…」
 競輪川柳が社会に浸透するのがいつの日か…そう願う今日この頃です。

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