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天性の瞬発力・倉岡慎太郎 遊びも豪快な「5時から男」

[ 2015年4月1日 05:30 ]

イメージだけで書いた倉岡の似顔絵
Photo By 提供写真

 「腹へったな…俺のバズーカ砲使う前に先にメシでもくらおか」「ええ、楽しみにしとくわ…食後のデザートの銀玉鉄砲をね」「…」。えっ?こないなツカミいらんてか?ほな今回は天才・倉岡慎太郎(47=熊本)の伝説的なお話を。

 「この子が中等部から上がってきたら甲子園で優勝も夢やなか!」と真剣に思っていた当時の九州学院野球部監督の期待をスッコーンと肩すかしの刑に処し、なぜかママチャリしか乗ったことのないのに「個人競技なら日本一は簡単たい!」と単純な発想で自転車部を選択。2年生からスプリントで国内では負け知らず。アジア大会で金、ジュニア世界選手権で銅。輝かしい実績引っ提げて59期入学。もち在校成績1位は当たり前田のクラッカー。天性の瞬発力だけならあの世界の中野さんと互角。ただ悲しいかな、神様は慎太郎に努力する素質と名誉欲を与えませんでした。高田純次と公言。「テキトー」「5時から男」。ほんまその通りですな。

 熊本のネオン街ではほんまよく世話になった。慎太郎の出世の妨げはちょっぴり俺にも責任があるかな。遊びはなんでも豪快。これぞ九州男児を地でいく気持ちよか漢。一見さんでは入店できない日本一のブルーシャトー。「慎太郎様のご紹介様には…」と、その恩恵はいつも指名No.1のお姉ちゃん(笑い)。

 ゴルフもよく一緒に行った。慎太郎は昔、ゴルフ雑誌【パーゴルフ】で、飛ばし屋さんとしてデカデカと写真付きで掲載されてまんねんで。

 この似顔絵はイメージだけで書いた。熱烈な矢沢永吉信者なんで頭と鼻の穴は永ちゃん風さ。目は貯金箱の小銭の入り口。最後に慎太郎の写真と見比べてみた。似顔絵はいかにパーツを誇張させるかが命。あかん…クリソツやん…誇張もされずに…これ以上の目ってどげんすると?

 ◆齊藤 哲也(さいとう・てつや)1959年(昭34)4月生まれの55歳。元競輪選手(兵庫支部)。45期生の卒業チャンピオンとして80年にデビュー。S級で活躍も40歳で悪性リンパ腫により、03年7月やむなく引退(優勝25回)。本紙予想コラムでは高配的中数知れず。アナ車券の達人!! 兵庫県、S阪神のアドバイザーとしても活躍。現在もガン闘病中のカリスマ的患者。

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