「あれやんか、それやんか」の佐野裕志選手おつかれさま

　佐野裕志（３５期・５３歳）さんが、つい先日の岸和田で３４年間の選手生活にピリオドを打ちました。今さら私が言うまでもなく、佐野さんが日本一のスタートを武器に大活躍してた時代は誰しも知ってるわけで、ていうより私のコラムにそんな事を期待されてないのはガッテン承知でぃ。
　プロは『個性あってナンボや！』それなら佐野さんはプロ中のプロ！ミシュラン五つ星やね。
　まず日常会話は「あれやんか、これやんか」の６文字でほとんど成り立ってます。まっ、いわゆる佐野さんの口癖なんやけどね『佐野さん＝あれやんかそれやんか』は、私がメジャー化さしたのは間違いないでしょうね。なんせ私は佐野ウォッチャーの第一人者と自負してますから。私が齊藤哲也でなくもしも小室哲哉やったら『あれやんかブルース』『それやんかエレジー』ぐらいの楽曲作っとるやろな。今ならラップで『ＡＲＥＹＡＮＫＡ』かな。逮捕はいややけどね。
　佐野さんといえば…（１）ユニホームの下に着るシャツ（２）サロメチールは丸い容器（３）鼻毛は出す（４）ジャンピング胸打ちキック体操（５）毛糸のレーサーパンツは毛糸（６）その下は白のブリーフ（７）レーサーパンツのヒモの最後は外に出す（８）ヘルメットのヒモをビローンと垂らす（９）発走前の大声（１０）開催中は自慢のロン毛は洗わない（１１）風呂は飯の後で、風呂イスは使用せず女性の様に洗う（真後ろから見たらキ☆タマがライオンの昼寝状態）など。でもナンボ挙げてもキリないからもう止めとこ。
　なんせ、ジンクス、ルーティーン、こだわりはどんな事あろうと狂わない。何あろうとね！
　単車が大好きで家の中が博物館です。２０台以上はあるでしょうね。但し分解バラバラしてあるので乗れるのは数台。カワサキＷ１においてはマニアから神のような存在で全国区で有名。ここ１年ぐらいは全国の競輪場を単車でツーリングを兼ねて参加してたらしくとても楽しそうでした。私の単車も佐野さん宅に引き取られてるのが１台あるが、１人で軽トラでやってきて見事なロープさばきを披露。「動けば動くほど絞まるんだよ」とナデナデしながら単車に語りかけてる姿はＳＭの縄師のようでしたね。
　第二の人生はワンマンバスの運転手。また佐野ウォッチャーしに行きますわ。本当に長い間…あれやんかこれやんか！これからも…あれやんかそれやんか！