こんな人脈こんな話

神さんならあと20年は…

[ 2015年5月1日 05:30 ]

 昭和の日、共同通信社杯(G2)は競輪界のレジェンド、神山雄一郎が優勝した。47歳にしていまだにトップクラス。もっかG1優勝回数と生涯獲得賞金は記録更新中だ。人それぞれの引退の美学はあるが、神さんなら最低でもあと20年はイッちゃうで。ここまできたら現役最年長記録もぶっちぎってほしいね【てかワテおそらく生きてまへんが…(笑い)】。

 今回のコラムは昭和の日にちなんでテンコ盛りに昭和に染めたろ。死後の世界に全く興味はないけど死語はマイブーム。若い女子とトークで盛り上がる秘訣(ひけつ)はお互いの世代に入りっこするのが一番。ほな知らん間にあそこまで入りっこできるというシステム(んなあほな)。クイズ。ここから死語は何個出たでしょうか?「○○ちゃんってほんまかわい子ちゃんやね。ボインでグラマーやし、またそのネッカチーフもナウいしラッパのパンタロンもチャーミングでイカすわ~」「おっちゃん、冗談はよし子ちゃん。ほんまクルクルパーであんぽんたんね。うちらアベックちゃうし、そのとっくりのセーターにチョッキ、コールテンのズボンがアッと驚く為五郎でインド人もびっくりやわ」「う~んマンダム。デラックスな回転ベッドでニャンニャンチョメチョメ、余裕のよっちゃんでハッスルでフィーバーや」「ハレンチ野郎はちりし片手にお一人でどうぞ」「シェー、さいざんすか。がってん承知の介。ほなサ店でレーコーでもシバきにレッツラゴー」。

 昭和のCMは誰だって忘れることないでしょう。タケダタケダタケダ~、あっかるいナショナル~、ロ~トロ~トロ~ト~、チョッコレ~トチョッコレ~ト、ワッワッワ~ワが三つ、この木なんの木気になる木~の日立、振り向かないで~のエメロンシャンプー、レ~ナウンレ~ナウン娘は、パンシロンでパンパンパン、ひか~る~東芝~、ピッカピカの~一年生、ヤン坊マー坊天気予報、金銀パールプレゼント、あたりまえだのクラッカー。OH~モ~レツの小川ローザと見えすぎちゃって~困るの~のマスプロアンテナは鼻血ブーものでしたな。

 食器入れてたのはみずや。蚊帳の中で寝たしハエ取り紙もぶら下がってた。カランカランと豆腐屋にロバのパン屋がチンコロリン。駄菓子屋は楽園。ペナント旗はどこの家でも貼ってたで。チャンネルはペンチで回す。公衆電話ボックスは肌色。コーラの瓶拾って持ってたら10円ゲット。犬のスピッツはどこ行った?

 100万年前、いろんな人が見た夕焼けと今俺らが見る夕焼け…なんにも変わっとらん。たった半世紀経っただけで感傷的になる。人間ってちっぽけやな。帰って屁こいて寝よか…ほなドロンしますね。バイビ~。

 ◆齊藤 哲也(さいとう・てつや)1959年(昭34)4月生まれの55歳。元競輪選手(兵庫支部)。45期生の卒業チャンピオンとして80年にデビュー。S級で活躍も40歳で悪性リンパ腫により、03年7月やむなく引退(優勝25回)。本紙予想コラムでは高配的中数知れず。アナ車券の達人!! 兵庫県、S阪神のアドバイザーとしても活躍。現在もガン闘病中のカリスマ的患者。

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